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ひらマンのコトバ #2:「キャラ作りは帰納なんです。まずそこにいるんです。いる人を知っていくという姿勢のほうが、より具体的になる。」(濱田轟天先生)


8期第2回授業を現地受講しました! 「センパイ」こと大井昌和先生を聞き手に、いまや人気連載マンガ原作マシーンといっても過言ではない濱田轟天先生からマンガ家デビューまで、どうやってマンガが描けるようになったか、原作ネームで作画担当に何を伝えるか、構想段階でのキャラの固めかた、などなどなどのお話をたっぷりうかがえました。キャラクターやマンガ制作のアプローチにおいて「流派が違う」という大井先生が、ご自身と対比しながら濱田先生のお話を引き出されていたのもマンガ制作の多様さを感じられてよかったです。

 

第2回はキャラクターがテーマの講義だったので、コトバもキャラ作りの方法についての濱田先生の発言からピックアップしました。「キャラってみなさん演繹でつくりがちなんですが…」という前置きがあってのお話でしたが、第2回の課題でいうと、「犯罪組織から追われている」キャラを、「なぜ追われているのか」から決めようとするのが演繹で、「その人はジャケットとスラックスしか着ない、なぜなら…」とか「その人は公園で考え事をするときに筋トレを始めてしまう、なぜなら…」といったキャラのふるまいを思い描くことから始めるのが帰納、ということだと理解しました。濱田先生は、さまざまなリアクションのネーム(落書き)を描いてキャラを固めていくという話もされていましたが、これもリアクションの断片からキャラクターを帰納的に生み出す方法なんでしょうね。

 

今回ネーム選出された作品の一つ由月のこさんの「娑婆とハエとあたし」は、たしかに主人公の「このキャラっぽさ」がうまく立っている作品だと思います。由月さんがこの課題に取り組んだことで、初めてキャラクターが他人のように動く手応えを感じた、というようなことをおっしゃっていたのもぐっときました。

 

ちなみに、濱田先生は連載ネームは2話→3話→1話の順番で起こす、と話されていたのでそうなのかなと思って「ミハルの戦争」を読み直してみたら、第1話は「第0話」でした。なるほど!

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