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ひらマンのコトバ#5:「読者に負担をかけるなんて一切考えなくていい。どぉぉぉでもいいです。私が楽しきゃいいんです。」(浦沢直樹先生)


9月6日に開催された特別授業『あさドラ!昭和漫画の逆襲!』を現地で受講しました! あのマンガを描くのも語るのも死ぬほどうまい浦沢直樹先生をゲストに、竹富先生に東浩紀さんが聞き手というおそろしく豪華な特別授業で、前半授業についてはYouTubeにて無料公開されております。

 

漫画家 浦沢直樹先生の特別授業『あさドラ!昭和漫画の逆襲!』武富健治 東浩紀 ひらめき☆マンガ教室 #ひらめきマンガ #ゲンロン

 

後半授業では、事前に浦沢先生から出題されていた特別課題「今、自分がネタとして持っているこれから描こうと思っている作品を、2~4枚程度で、映画の予告編のように、ものすごい観たくなるようにプレゼンしてください」に対する提出作の講評が行われました。浦沢先生に見ていただけるということで提出作は通常の課題作と比べても力が入って丁寧に仕上げられているなと僕は見て思ったんですが、浦沢先生としては原稿としての完成度より企画プレゼンのためのハッタリ力を評価したかったとのことで、とにかく1ページ1コマ目から相手(ここでは編集者)をつかむエンタメ癖をつけよう! という総評でした。

 

コトバとして選んだ浦沢先生の発言は、質疑応答のなかで受講生の「(1コマ目から読者をつかむために)場所とか空間とか時間を入れ替えるのって読者に負担をかけるし、それを伝えるための技術が私にはまだないので、最初から順番に行儀よくしてしまいます」という相談に答えてのもの。マンガの内容を伝えるためのこれまでの授業での教えとは真逆のようにも思えますが、マンガを伝えるための技術とは別に、ワクワクさせる技術も必要で、後者のためにはまず自分がワクワクするのが手っ取り早いということなのかなと思います。

 

講評のなかでは浦沢先生みずから「この話ならこんな感じで…」と提出作のエンタメリフォームをしてくださって、それだけで会場「おおおー!!!」と大盛りあがりでした。

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