課題5_完成稿への感想
こんにちは。
6期聴講生のたけもとです。
第5課題「もしあなたが人魚姫の主人公だったら」の完成稿への感想を書きました。
全体的に読みやすくなっていて、皆さん成長されていてすごいと思います。
順番は提出の逆順です。
●中山墾『姉は、人魚姫40歳』
とても完成度が高いと思いました。特に地上に向かうシーンが素敵で広い世界に抜け出る爽快感がありました。
雲が何かに運ばれて〜などの言葉での描写も心地よかったです。良い読後感でした。
●アキオ『後悔』
初完成稿おめでとうございます!とても共感できる話でした。できれば10年後の人魚姫のその後も知りたいと思いました。
●ほりい泉『GAME』
すごく完成度が上がっていて驚きました。コマ割りも工夫があって良かったです。
ずっと緊迫感というか迫力のあるお話の進み方で、人魚姫を題材とした話としても新鮮で面白かったです。
●ぼんち。『水の泡沫。』
ペン入れされている部分の絵が魅力的でした。間もあって読みやすい印象です。
最後のコマはとてもインパクトがあって、とても怖かったです。
●藤原ハル『人魚の葬送』
人魚姫も死なずに王子もハッピーで終わる姿を描くのが斬新な気がしました。人魚姫の振る舞いが大人だなぁと思いました。
展開もどんどん変わって間延びせず引き込まれる感じが良かったです。
●やながわけんじ『リンゴ』
めちゃくちゃ切なくてすごく良かったです。セリフなしでも感情の起伏を伝えるのが上手いと思いました。
情報も必要十分で、引っかかりなく没入して読めました。日常的なテイストの意外のお話もちゃんと描けてすごいと思います。
●桐山『あの子に』
登場人物が優しいけれどお話として最後は少し怖く感じさせるのが上手いと思いました。
前回と続いて、少しホラー感があるお話にするのが持ち味なのかなと感じました。
●藍銅ツバメ『人魚の三文小説』
短いけれどちゃんと味わいがあって良いと思いました。コマの中で人物が自由に動いているのが、水中という設定を活かしていて楽しかったです。最後のコマの魔女の表情も良いです。
●明青りんご『Flower of Bubble』
静かできれいな雰囲気を感じる漫画でした。人物への影の付け方にも情緒を感じます。トーンの濃淡の繊細さが全体の空気感を作っていると感じて、webで読むのに映える漫画だと思いました。
●高月晃太『にんぎょひめ』
人魚たちがワイワイしている様子がかわいくてほのぼのとしました。p4からp5に移って場面が変わるところがスムーズで良いなと思いました。
●山岡兄弟『人魚姫』
最後の風景のコマがちゃんと悲しいものに見えて、演出が効いているなと感じました。サムネイルに使っている人魚姫の画像が、実はお話に出てくる本の絵だったというのも面白かったです。
●阿山カンフー『もっこす人魚姫』
魔女がやさしいおばあちゃんになってて微笑ましかったです。p3のシリアスさの演出が良いフリになっていると思うので、「ちがうよ」は次のページまで引っ張っても良い気がしました。
●ヤギワタル『人魚は海に帰れない』
こういう角度からお話を描けるのか、と毎回感心させられます。図書館の司書?の人も知的な雰囲気で良いキャラな気がしました。
最後のコマで、暗がりで集中して書く様子がより強調されるとさらにグッとくるかなと感じました。良い終わり方だなと思います。
●あい乙いなびこ『ナナ、人間を好きになる』
読みやすさが増してきている様な気がします。人の顔の描き込みがもうちょっと増えると表情が伝わりやすくなるのかなと思いました。
●深田えいひれ『代償』
人魚姫が登場してすぐノリやキャラが伝わって良いなと思いました。いいキャラなのでもっと行動が見たくなりました。
コマの描き込み具合のメリハリも良いと思います。
●たにかわつかさ『方向音痴の人魚姫』
くじらに乗ってるシーンがすごくロマンチックで良かったです。水中で自由に動いてる感じがちゃんと描けるのもすごいなと思いました。
●大須賀健『筆談!伝われ!最後の夜!!』
人魚姫が必死で伝えている感じが応援したくなる良さがありました。後半は哀しくてきれいな話で、クライマックスも余韻もあって良かったです。読み終わっても何回か見返したくなる内容の濃さがありました。
●形井中へい『あの夏、いちばん愚かな海。』
緩急あって一気に最後まで読めて、上手いなぁと思いました。強くて落ち着いていて黒髪の人魚姫が新鮮で良かったです。
クマのとぼけ顔からの攻撃シーンが空気がスッと変わる感じで好きです。
以上です。
今回も短い感想しか書けませんでしたが、制作生の作品を楽しみに読んでいますという気持ちで載せました。
もう少し時間に余裕を持って書けるように工夫したいです。