「自己紹介を物語として描く」

課題提示: さやわか

ネーム審査: さやわか武富健治

完成稿審査: 静脈奥村崇生大井昌和

ネーム提出締切|2026年7月4日(土)

ネーム講評会|2026年7月11日(土)

完成稿提出締切|2026年8月15日(土)

完成稿講評会|2026年8月22日(土)

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毎年そうなのですが、ひらめき☆マンガ教室の最初の課題は、「自己紹介を物語として描く」です。

ただし!「物語として」と書いてありますよね?

ご注意!

つまり、「はじめまして!私の名前は○○です!××県出身で…」とか、「マンガ教室、一年間よろしくお願いします」みたいなものを描いてね、ということではありません!

というわけで、以下、この課題でやっていただきたいことです。

なるべくコンパクトに書きますね。

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課題・「自己紹介を物語として描く」

●「あなたの実際に経験したエピソード」を、「その時に抱いた感情」「時間が経った、今から振り返ってみたときの思い」を使いながら、自由に、16ページ以内で描く。

●「キャラクター(主人公)」は、あなた自身でもいいが、違ってもOK。設定も、何でもいいそのエピソードを描くのに適しているならSFでもいいし、時代劇だっていい。

●大事なのは「物語」にすること。つまり「キャラクター」(個性的な登場人物)による「エピソード」(その個性が表れた出来事)があり、「結末」(その出来事の、話としてのオチ)がある。その結末が、実際の経験(現実)と、まったく同じである必要はない

●マンガの描き方がわからない人は、他のマンガを読んで、そのやり方をマネするとよい。フキダシ内の台詞の文字数、ページ内のコマの数枠線の太さなどなど、他の人が描いたマンガには、全ての答えがある

●ただし「好きだから」みたいな漠然とした理由で、20年も30年も40年も前の、すごく古いマンガを参考にしてはいけない。古いマンガは「古い文法」で描かれている。だから「今の読者」には読みにくい。あなたが「今の読者」に最大限読まれるには、彼らが読めるように心がけねばならない。

参考にする作品が思いつかないなら、10年以内に描かれた、100万部以上売れているマンガがおすすめ。ただしこれは、参考にすべき作品がわからない人のための話で、必ずそういう作品を選べということではない。

過去の受講生が描いた作品を参考にするのもおすすめ。特に、高評価の作品。「内容的には、それ以外の作品のほうが好きだなあ」と思ったとしても、高評価の作品には、他の作品より技術的に優れた部分があるはず。他の作品と比較して、それがどこかを調べ、マネする

よく読もう

上記の課題文を、何度も、よーく、読みましょう。ゆっくりでいいです。

ひらめき☆マンガ教室の課題を、皆さんにやっていただくにあたり、毎回、ぜひ気をつけていただきたいのは、

「課題文の要求していることを、ひねらずに、素直に受け止めて、自分なりにやってみましょう」

ということです。

今回であれば「自己紹介を物語として描く」という課題なので、ちゃんと「物語」にする

しかし、その「物語にする」というのが、どういう意味かわからない!という人もいますよね。

じゃあどうすればいいか。まずは、過去の課題文も見てみましょう。いろいろな形で答えが書かれています。ぜひそれを参考にしてください!

第8期の課題文 https://hirameki.genron.co.jp/fy2025/2025/04/13/34008/

第7期の課題文 https://hirameki.genron.co.jp/fy2024/2024/03/10/18150/

第6期の課題文 https://hirameki.genron.co.jp/fy2023/2023/05/10/1177/

第5期の課題文 https://school.genron.co.jp/works/manga/2022/subjects/1/

第4期の課題文 https://school.genron.co.jp/works/manga/2020/subjects/1/

毎年、課題文は、ほぼ同じです。なぜ最初の回は同じ課題文なのか。ひらめき☆マンガ教室の全課題に共通した、皆さんが意識すべき、とても大切なことが書かれているからです。

つまりこの内容は今回に限らず、毎回、意識しながらやれば、ひらめき☆マンガ教室での学びが、深く、効果的になる。というものなのです。

以下、ヒント

そして以下、それに付随して、これまた課題に挑む皆さんに意識していただきたい、大事なことを記します。

絶対に読んでください。

そして、実践してみてください! 

— 

●課題文を「しっかり読む」

課題文をくりかえし読む。しっかり読む。ゆっくり丁寧に読んで、「何をやることを要求されているのか」を、文章からつかむ。そして、うまくできなくてOKなので、「これが 言われた通りだ」と思ったことをやる。

よくあるパターンの失敗は、課題の「タイトル」だけに引っ張られたものを描いてしまうこと。たとえば「物語にする」と言われたので、自分で辞書や専門書で「物語」という言葉について調べ、それに即して描く、とかはNG。あくまでも課題文が「やってくれ」と言っていることを、自分なりに考えて、素朴にやる。

●「16ページ以内」というページ数制限に注意

16ページは、かなり短い。だから要素を盛り込みすぎない1つか2つエピソードを描くと、終わり。それでOK。そもそも、これはマンガ教室の「課題」なので、あなたの独創的なアイデアや、思想や、今後の活動で全力投球したい面白い設定やオリジナルキャラなどを見せるものではありません。そういうものは、ひらめき☆マンガ教室の最終課題で描きましょう。あなたが、まずはマンガの基礎的な技術を「学ぶ」ためにマンガ教室へ来たのであれば、壮大な内容はまだ描き切れないはず。この段階で描くのはもったいないです。いまは、ただ「16ページ」という制約の範囲内で作品を成り立たせるにはどうしたらいいか?だけを考えて、描く。何も思いつかない or 描けないなら「朝起きて、おにぎりを食べた。おいしかった。おわり」みたいな作品で大丈夫です。何も変ではない。堂々とそれを描いてくれたら、僕はうれしいです。信じてください。

●「以内」とは、減らしていいということ

もし、あなたがマンガを描き慣れていないなら、16ページをフルに使った作品は描けない可能性があります。だったら減らそう。16ページ「以内」なので、12ページでもいい。8ページでもいい。4ページでもいい。2ページでもいい。1ページでもいい大事なのは完成させること。先に、描くページ数を決めてから、その範囲に収まる内容を決めたっていい。

●ネームの描き方

ネームは、コマ割りと、構図と、誰がどんなポーズや表情をして、何を言っているかが伝わる程度の絵を描けばいい。ただし、全ページが棒人間とかで描かれていると、読む相手に伝わらないので、ちゃんと完成形の絵柄がわかるページや構図を、1ページくらいは入れよう。読む相手へ親切に「このくらいやれば伝わるかな」と考えて描くのが大事。わからないなら、過去の期の受講生が描いた作品を読んでみて、「このくらいでいいのか」という感覚をつかもう。人の描いたものを観察し、取り入れることはとても大切です。

●タイトルと作者名を入れる

作品のどこかに、必ず自分の名前と、タイトルを添えましょう。これが単にマンガ教室の課題で、ネット上に無料公開されるマンガだとしても、それが「あなた」の描いた「作品」だと分かってもらえたほうが絶対にいいです。

●アピール文をしっかり書く

課題文をどう理解し、そのうえで、なぜこういう作品になったかを、説明する文章を書こう。難しかった点や、上手くいっているかわからない点があるなら、それも書く。アピール文をちゃんと書いておくと、作者の意図が(それが、うまくいっていても、いなくても)講師陣に伝わるので、講評が受けやすくなる可能性がある

●絶対に完成させる

絵が途中までしか入っていない、物語が終わっていないなど、いわゆる「未完成」の状態だと、ひらめき☆マンガ教室では、基本的に、講評が受けられない。だから必ず「完成」させる。描くのが遅くて途中までしか完成しそうにないなら、ページ数を減らすなり、絵のクオリティを下げるなりという「工夫」が必要。その結果、下手になっても、全く構いません。最初から上手なら、教室に通う必要はないので、下手でいい。下手なりに、全ページで統一感のある作品であれば「完成作品」として読者は読める。

●絶対に提出する

意地でも提出する。意地でも、提出する。「上手に描けない」「思いつかない」などの理由で課題を提出しないと、いつまでたっても上手くならない。「すごく面白くするつもりだけど、自分の頭の中にしかない」という作品は、存在しないので、成長材料にはならない。「ウンコみたいな作品で恥ずかしい…」と思っても、講評でホメられなくても、失敗作でも、作品として提出すれば、確実に成長できる。ここは教室なので、自分が「できないこと」を確認することが大事。次回には、それを踏まえて、悪い部分を直した作品が描ける。何も提出しないと「自分はできる…かもしれない…けど…何もわからない…」と、時間が過ぎていきます。

●「課題文にはこう書いてあるけど、実はそれはウソで、本当は違うことをやるのが正解」なんてことは、絶対にない。ミスリードなどはない。また「あえて、課題文とは違うことをやってみる」とか「自分には独自のやり方や考え方があるから、それを貫き通すぞ」なんてことも、やめよう。それをやると、あなたがこの教室に「習いにきた」意味がなくなる。課題文をしっかり読んで、その通りにやるのが大事。

●課題文を読んでわからないところを放置したまま、何となく描いてはいけない。するとこの課題は「わからなかったので勘違いして描いちゃった」とか「描けなかった」で終わってしまう。1回ぶんの機会を失うようなもので、もったいない。もし「わからない!」「困った!」と思うなら、あらゆる手段を講じて質問しよう。「質問の機会は、どうせ限られているだろう」みたいな思い込みで諦めてはいけない。この教室は受講生のアプローチにできる限り応える機会を作っています。質問フォームでも、メーリングリストでも、講義の際に直接話すのでも、何でもよいです。だからこそ、皆さんからのアプローチが必要です。していただければ、何度でも、必ずおこたえします。

これが基本!やってみよう

さて、今回の課題文の内容は、マンガの能力を伸ばすための、基本的なことです。なので、それが満たされていないと、講義内でも作品以前に、「まずは、これをやってください」と、繰り返しお願いすることになってしまいます。作品について、それ以上の深く突っ込んだ話が、できないわけですね。

言い換えると、上記の内容を毎回意識して描いていると、講義の中で皆さんの作品について語られる機会は、増えるはずです。

ぜひ、上記の内容を最初の学びとして、1年間の受講を充実させてみてください。

ということで!さっそく実践してみましょう!

つまり上記の課題文&ヒントの「意味が分からない人は…過去の課題文を読んでみましょう」!

そして「自分なりに理解して、書いてあるとおりにやってみましょう」!

そして「それでもわからなければ、質問しましょう」!

まずは、やってみることが大事です!自分なりにやってみて、「完成」させましょう

まじで!!!!!!

やってみることが大事です!!

やりましょう!!!!!!!!!!!(さやわか)

課題