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ひらマンのコトバ#13「“間”が大事なんですよ!BLって。」(ばったん先生)


3月7日の講義「応用2 マンガで伝える(再)」を現地受講しました! いつの間にか今期も大詰めで授業はあと3回課題提出はあと2回(しかも実質最終課題のみ)となり、休み時間や飲み会でも最終課題の話題が増えてきました。

 

 

今回のゲスト講師はばったん先生。ひらマンではこれまでも何度も講義をされているそうで、さやわか先生とのトークもうちとけた雰囲気。もともと絵やマンガを描くことは最初からそれほど苦もなく楽しくできたというばったん先生、その中で「自分は“女”について描きたいんだ」というテーマを見つけたことで作品にある種の使命感が生まれてきたという話、またあるときにはスランプというか、あまりマンガが楽しくなくなっていた時期があり、「もう自分にはこれしかできることがないのに!」と焦ることもあったという話、作品へのインプットは意外にも小説の中のセリフやキャラクターだという話など、さまざまに興味をかき立てられる話が聞けました。まえも書きましたが、マンガ家の先生方のトークは、どういうわけか、というかそれが作家ということなのだと思いますが、穏やかなようでいて一瞬で間合いを詰めて決定的なことを言うような鋭さがあり、ばったん先生にもそういった感じを受けました。

 

さてそんな鋭いばったん先生のコトバから、「“間”が大事なんですよ!BLって。」というズバリの一言をピックアップ。これはばったん先生からの課題「モノローグや直接的な言葉を一切使わずに感情を表現してください。への山本むささんの提出ネーム「柊(シュウ)」講評の中でのコトバ。

 

 

ゲスト講師の先生によるネームへの赤入れ、とくに「めくり(ページ左隅を見る→ページをめくる→次のページを見るという運動で生まれる効果を利用した演出)」のためのコマとセリフの再構成の鮮やかさはほんとうにしびれるものがありますが、今回のばったん先生の匠の技もすごかった。「ここでこのセリフを2回言わせるのがいいと思っていて」「…わかった。ここ(前ページ最後のコマ)で一回『だからさ』を言わせる」「それでここ(めくった次ページのコマ)で『いらないよそんなの』来るじゃないですか」「かつここに『なんにもいらないよ』とかにすると、やりたいことに近づくと思うんですよ」という具合にあっという間にラストを「効く」感じにしていました。プロのマンガ家にはそのシーンに必要なリズムが、“間”が、考えるまでもなく見えているのだなとまざまざと感じた場面でした。

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