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名前のない宝石

古西

ひらめき☆マンガ教室

制作コース

完成稿

古西
名前のない宝石

想定読者

サンデー、チャンピオン系列

10代〜30代

制作期間

ネーム修正…2週間

作画…2週間

描き込みが間に合っておりません。

改善したこと

犯罪組織に追われている(狙われている)キャラクターがどんな日常を送っていて、その中でどんなリアクション=芝居をするのか注視しながら描く。

反省点

・犯罪組織に追われているというよりは、外の世界に出たら狙われてしまう(だから外に出てはいけない)くらいの匂わせになってしまった。「日常」という要素に引っ張られすぎてしまった。

・キャラクターのリアクションを自分なりに意識しつつ描き直したが、キャラクターがその行動や選択に至るまでの背景や描写が不足している。結果、ストーリーとしての盛り上がりに欠けてしまった。

・全体的に描き込めなかった。時間配分の工夫が足りなかった。

まとめ

ネームの段階では「日常」では無かったので、濱田先生の教えや、他の生徒さんのネームを参考に、もう一度考え直してみました。

結果として、設定からではなく、リアクションから考えることで、キャラクターの表情や行動などが描き起こしやすくなったことは新発見でした。

ただ、犯罪組織に追われている感がほぼゼロになってしまいました。加えて何故キャラクターがその行動をとるに至ったのか、もう少し踏み込んだ描写があったら良かったな、と思います。

また、週刊連載を視野に入れたいので、もっとペース早く作画できるように工夫したいです。

追伸

前回の完成稿、そして今回のネームに関してコメントやnote、飲み会などでご意見ご感想くださった方々、ありがとうございます!日常ものにするために一旦退場してもらったのですが、犯罪組織のボスが好みとコメントくださった方もいて嬉しかったです!

皆さんのご意見を経て、「こういう表現をしたら、こういう風に読者さんに伝わるんだな」と反省するところが多く、勉強になりました。また、キャラクターの行動理念が伝わり切ってなくて唐突な感じになってしまっていたのも、悔しい限りです。今回の完成稿でもあんまりそこが改善されていないと感じるので、今後も意識していきたいです。引き続き学ばさせていただきます!

ムーンライト

意識したこと、反省点

・「角人(つのびと)という、ツノが生えた人種の中でも更に希少な、ツノに美しい鉱石を宿す少女」が、「宝石商に雇われた盗賊団」に追われて、「正義感の強い漁師の青年」と共に逃げる話です。

・一番伝えたかったことは、「希少な宝石を宿すため人々に追われていたが、青年を守るために、はじめて勇気を奮い立たせる少女」の感情の移り変わりです。

・この内容を読者に伝え、かつ16ページに収めるために設定の説明などをカットしているので、かなり説明不足になってしまったと思います。その分、台詞とコマ数が増えてしまって、急足になってしまいました。

特に、「角人」という設定は作中でちょっと触れたほうが良かったでしょうか。商品として追われている時点で「何かしら希少価値のある少女なんだな」というのは伝わるかなと思い、カットしました。