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ドライブ・ミー・クレイジー

彩冬八羊(さいとうやぎ)

制作コース

彩冬八羊(さいとうやぎ)
ドライブ・ミー・クレイジー

想定読者:20〜30代 女性

想定媒体:くらげばんち

企画概要:日々が退屈な男子大学生が、親友に犯罪っぽい事に巻き込まれ反社っぽい人に追われ、久しぶりに退屈じゃない一日を過ごす。(AがBしてCになるで書いてみました)

【工夫した点】

・特定のシチュエーションにキャラクターを置いた時、どのようなリアクションが生まれるのか?という『キャラクター』を描く課題だと解釈し、今までより強く意識してキャラクター×状況を想像してみました。

・第一課題の反省点として、頭と終わりで主人公にどのような心境の変化があったのかを意識しました。

・普段女性向け漫画を描いているのですが、今回は青年誌的な画面作りに挑戦しました。

・追われる緊迫感を出すため、スピード感のあるカーチェイスのシーンに挑戦しました。

・掴みとして冒頭2ページにアバンを入れてみました。

【反省点】

・内容に破綻が多いので、ストーリが進行していく中で「そうはならんやろ」と読者を冷めさせてしまいそうです。主人公を出来るだけ読者と同じ目線に立つ人物として工夫して描いたのですが上手くいってないです。「そうはならんやろ」を押し切る強さが出せませんでした。

・絵はシリアスっぽいけど実際コメディみたいなノリ(極主夫道的な)にしたかったのですが、終始コメディになってしまいました。描いているうちにリアリティラインの線引きがわからなくなりました。

ドライブ・ミー・クレイジーというタイトルですが、「気が狂いそう」「イライラする」みたいな意味があり、車に乗って逃げるので内容にも合うかなと思い採用しました。青年誌を意識したもののどう頑張ってもBLっぽくなってしまうので、好きは消せないな…と実感しました。ブロマンスとして味わっていただけたら幸いです。

参考:極主夫道1巻(雰囲気とコマ割り、パイセンのキャラデザ) 夏目アラタの結婚(カーチェイスのアングル、コマ割り)