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〆切キリキリ日記②


こんにちは。ひらめき☆マンガ教室第7期、制作コース生のzinbeiです。

夏の気配がジリジリ近寄ってきていますが、皆さん元気でお過ごしでしょうか?

今回も、この一か月の講義と制作を振り返ろうと思います。

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– 近況

仕事での漫画の連載に、コミティア148合わせの漫画に、ひらマンの課題にと、今年に入ってからトップクラスに異次元の忙しさでした。もう二度と今月のような進行はしないという強い決意をしました。

単純な仕事の忙しさだけならまだしも、余暇(休暇・インプットの時間)をまともに取れなかったのは肉体的・精神的疲労にダイレクトにつながったので痛かったです。

風邪を引いたりとクリティカルな体調不良に見舞われなかったのは幸いかもしれません。集中力を0から1にするコツはここ1年くらいで掴んだ(気がする)ので、あとは単純に体調管理と体力づくりを続けて行こうと思います。あとスケジュールを無理矢理にでも1.5倍以上に見積もる度胸を得たいです。

本当に頑張ったと思うので6月のどこかで焼肉かお寿司を食べ、健康センターに行きたいです。

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– 第3、4回の講義について

まず、さやわか先生・武富先生に、『あのスペースにいる君は』の男主人公に対してムカついてもらえて驚きの後にうれしさを感じました。それだけヒロインが可愛く、少なからず羨ましいと思えるような状況に描けたのではないかと思います。

武富先生の「間」を意識した添削は目から鱗でした。特に、「…」や行・フキダシ変えでの間と沈黙の表現や、「感情のこもった目だけのコマ」「呆れなど、キャラクターのリアクションだけのコマ」を挿入するなどといった技法は私が意識できていない上、理論の下で制御できていなかったので、具体的に赤ペンで教えて下さりとても勉強になりました。完成稿で加筆修正した結果、たったの10pで情感たっぷりになり、良い漫画になったので楽しく仕上げる事が出来ました。

浦沢先生の講義は、とっても根本的かつ優しいお話で私のような描き手にも理解できることが沢山ありつつも、それを実践し、エンジンを吹かし続けることがいかに大変な事かを考え途方もない気持ちになりました。特に「『どうしようどうしよう…!!』となってしまうような作品に触れ続ける」といった旨のお話は腕の刺青にしたいくらい良いお話だと思いました。「『良すぎて=好きな部分が刺さりすぎて』どうしよう」、と言う風に私は解釈したのですが、漫画を描く上で「好き」という感情は私が最上級に重視している所で、その「好き」のアンテナが受信する情報量・範囲などの感度の高さは常に鍛えておかねばと姿勢を正す思いでした。

講義後半では私の作品(「元・人間一回目の比較的スムーズな旅」)をご覧くださり・言及してくださり、心臓が飛び出ました。画力についてさらに向上する可能性を感じてくださり天にも昇る思いだったのですが、絵柄そのものに対するご指摘は仰る通りだと感じました。「はたして私はこのままの作風(絵柄)で描き続けるのかな?」という疑問は、今までうっすら感じつつも、愚かにもずっと気付かないふりをしていたので、これから少しずつ向き合っていこうと思います。

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– 完成稿『あのスペースにいる君は』

構成レベルの大きな修正は無かったのですが、さやわか先生、武富先生の添削を元に、「間」を足しました。バッチリ可愛く描けたヒロインはともかく、男主人公は私が色気を感じるビジュアルにしたつもりなのですが、もう少し解りやすい、ド直球な美形キャラにしても良かったかもしれない…と投稿した後に思いました。次回以降の作品に反省を生かします。

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– ネーム『空回り幽霊』

男女の””友情””からしか得られない希少部位を形にしたく、描いた作品です。

…という所までしか、今回はなんだか言葉が見つかりません。

男女の友情と恋愛、性欲についてはこの時点ではあまりにも絞り切れず語り切れないので、完成稿を描き切るまでに色々と考え向き合ってみたいと思います。

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– 講義、課題の制作を通してのToDo

・今までと違う画風・作風を模索する。

∟とてつもなく体力と時間のかかりそうな課題なので、毎回のひらマンの課題でほんの少しずつでも実験できたらいいなと思います。

・沢山失敗しても良いかもしれないけども、失敗を繰り返さない。反省を生かしていく。

・もっと、特に今想定している1.5~2倍は作業の日程に余裕を持つ。余暇や、インプットの時間を意識して設ける。

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– 今月読んだ漫画3選・感想

①「式の前日」穂積先生

短編集です。結婚式を控えた新婦とその弟、妻と離別した夫とその子ども、同じ女性に思いを寄せていた兄弟など、「2人の物語」にフォーカスされています。そしてどれも(血縁・疑似かかわらず)家族の繋がりを感じる物語でした。それでいてしっとりしすぎず、ドライすぎもしない距離感が心地よくて、喫茶店で話題が出尽くした頃に聞く、ふと思い出された昔話のような感触を覚えました。私はジム・ジャームッシュ監督の『コーヒーアンドシガレッツ』という映画が大好きなのですが、それをさらに劇的にしたような印象です。

楽しむことは出来たのですが、感想がまとまらず、なんとなく消化不良感があるので、この作品はもうすこし間を置いてから再読しようと思います。

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②「ヌードモデル」山口つばさ先生

短編集です。万人が読んでもささくれを感じずに楽しみ続ける、配慮の行き届いた連載作品に対して、私が読み切り作品に求めている容赦のない癖(ヘキ)や棘のような物をビシバシ感じる素晴らしい短編集でした。山口つばさ先生は見開きや単ページの「大きい絵」の使い方が極めて上手い方だと感じていたのですが、この短編集ももれなく、精緻なコマ割りでの絵から大ゴマの大胆な絵まで全てのバランスが洗練されており素晴らしかったです。

第一話の『ヌードモデル』で皮膚を露わにし、後半2話の『神屋(前編・後編)』でその皮膚の下に流れる血潮が題材とされているのは偶然なのか意図的なものなのかは分かりませんが、作者の人体への熱い目線を感じざるを得ず、大変ドキドキしました。

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③「アステロイド・マイナーズ①~②(完結)」あさりよしとお先生

短編集です。宇宙開発と宇宙での暮らしの大変さを、様々なキャラクターの目線から見つめ、時には解説するSFオムニバス。あさりよしとお先生は「まんがサイエンス」の印象が強いのですが、それよりもグッとシビアさが増したような漫画でした。かわいらしく見やすい、洗練された絵柄で過酷な宇宙開発の奮闘が描かれており、読み応えたっぷり。人間ドラマと教育漫画的な解説のバランスが物凄く絶妙で不自然でなく、私がこれから描きたい漫画の一つの素晴らしいモデルケースを見つけた思いです。

ふと読み進める中で、「じゃあここまで大変な思いをして人類が宇宙に旅立つ理由って何??」と急にシラフにかえる瞬間があったのですが、それは第一話の『宇宙のプロレタリア』で主人公が元登山家である事に一つの答えがあるのではないかと思い至り、その伏線の張り方の妙に唸りました。

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ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

6月も頑張ります!これからもよろしくお願いします。

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