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〆切キリキリ日記①


はじめまして、zinbeiと申します。

ひらめき☆マンガ教室第7期、制作コース生です。

– この記事は?

「ひらめき☆マンガ+」のせっかくのブログ機能を活用したく、これから『漫画』に関する日記を書いてみようという試みです。

まだ一回目で構成も不完全ですが、書く内容を試行錯誤しながら、月に一回程度、全12回?更新しようと思います。

更新時期は、その月々の課題(つまり、当月課題のネームと前月課題の清書)を投稿し終わったタイミングにしようかなと思います。その方が課題についても触れることが出来るからです。

タイトルが地味に気に入っているのですが、「キリキリ」という言葉を調べてみたら思った以上に面白かったのでgoo辞書より引用します。

  1. 物が強く擦れ合う音を表す語。
  2. きつく巻きつけるさま。
  3. 激しく回転するさま。
  4. 弓弦を強くいっぱいに引くさま。また、その音を表す語。
  5. 鋭く痛むさま。
  6. 物事をてきぱきとするさま。

– 自己紹介

初回なので、自己紹介をさせていただきます。

zinbei(じんべえ)と申します。山形県出身、千葉県在住です。漫画家として仕事をしています。

漫画自体は高校生の頃から描いていたのですが、明確に漫画家を志したのは、大学卒業後、会社勤めをしている最中に新人賞を受賞したことがきっかけでした。数年前に現在連載中の『酒と鬼は二合まで』に作画担当として携わることとなり、フリーランスになりました。

好きな物は、映画、民俗学、街歩き(旅行・温泉)、自然です。

– なぜひらマンを受講したか

ずばり、作劇力に自信がなかったからです。今までオリジナル作品も描いてはきたのですが、理論に基づいた技術に頼らず、完全に雰囲気かつ自己満足だけで描いてしまっていることがずっと気がかりでした。

ひらめき⭐︎マンガ教室の存在は「学校」の時代からうっすら知っていました(西島大介先生が好きで、活動を追っていたのでした)。年々その存在感が気になりつつ、受講料の理由で中々決断できずにいたのですが、昨年2023年12月に開催されたコミティアで買った同人誌で、初めて受講生の皆さんの漫画を読んだところ「面白い…!!」と感動し受講に至りました。私もこの漫画の面白い人たちの一員になりたいと思いました。

– 第1、2回の講義について

これからのひらマン受講がさらに楽しみになってくるような、気合の入る講義でした。特に、ひらマン必勝法はさやわか先生がおっしゃられていた通り教室「外」の制作、なんなら漫画以外の活動にも応用できる最強の仕事術で、教えてもらった時はテンションがぶち上がりました。

二日目の講評にも話が繋がるのですが、必勝法の中でも私が自分にとって特に肝に命じなきゃな、と思ったのは「何度もやる、何度も失敗する」と「思い込まない」でした。特に後者の言葉は二日目の私にとってボディブローのように効きました。講評でたくさんの的確な指摘をいただき、苦しみ、心臓がズキズキし、完成稿提出にも選ばれず、「なんだかんだ多少漫画が描けるのではないか」という浅はかな思い上がりが見事に破壊されたのです。それは完全なる「思い込み」でした。

でも自分にとって、今となっては本当にありがたい出来事で、「ひらマンで吸収したノウハウをフルに活用して『これから』面白い漫画を描いていきたい」という意欲を、月面の国旗のように立てることができました。

鶴谷先生の一人一人への講評も全てとても丁寧で、次の制作からすぐ実践できそうな内容ばかりで一字一句の勢いでメモをしました。仰られていることはシンプルながらも、一生意識したいものばかりでした。特にモノローグのとっておきな使い方、絵を上手く使って情報量を削る、重複している表現も削るなど、台詞周りの情報量の調整にとても気を配っていることがわかりました。全て私ができていないことで耳が痛かったです。しかしそういう細心の気配りこそが、読みやすく面白い、洗練された漫画に繋がるのだなと思いました。

– 第1、2回の講義を受けてのToDo

 ・とにかく「必勝法」を実践する。

 ・時間をかけて、数をこなす。技術と同じくらい足りてないのが「(挑戦した)経験」だと感じたため。

 ・思い込まない。根拠もなく思い上がらない(元々すぐ調子に乗ってしまうため…)

 ・台詞の添削に命をかける。情報量の精度は「続きを読む意欲」という、読者にとっての漫画の推進力を左右する。

– ネーム『あのスペースにいる君は』

かなり私の「好き」を詰め込んだ話です。ちょっとエッチなシーンが描けて大満足でした。ど直球にエッチに描こうとも思ったのですが、最終的に「ちょっと背伸びして読んだ青年漫画雑誌にたまたま載っていて、直接的なシーンはないけどなんか雰囲気がエッチで性的嗜好が歪まされる漫画」を目指しました。

作品のコメントのお返事で言及したのですが、私が漫画で描きたいことは究極「愛の山頂」で、友情・恋・血縁・仕事・好奇心などなど「登山道」は沢山あるよね、ということだと思いました。ただでさえ愛は難しい題材なのに、これらを意識するとなるとかなり骨の折れる制作になっていきそうですが、ひらマンの制作を通してガッチリ向き合っていきたいと思います。

– 完成稿『元・人間一回目の比較的スムーズな旅』

ネームも相当苦労したのですが、ペン入れがものすごく大変で本当に間に合わないかと思いました。旅ものは絵の情報量がものを言うという半ば思い込みから、力が入りすぎてしまったのもスケジュールを押した原因かもしれません。

途中、京都駅の骨組みの写真を見返して「もしかして京都駅って描くのすごく難しい…!?」と気づいてしまったのですが、作業通話で一緒になった方に「京都タワーを描けば良いんじゃないですか」と言ってもらえて九死に一生を得ました。(最終的に描いたのは根本の部分ですが…)

– 今月読んだ漫画3選・感想

①「竜のかわいい七つの子」九井諒子先生

短編集です。世界観とキャラクター性の要約力がすごい!1ページ目からぐっと心掴まれる短編が多い。キャラの好感度も高く、キャラの描き分けに豊かな絵柄の幅があって、コマ割りも盛り上がる所でちゃんと大胆になるし、湿度の高いシリアスもカラッとしたギャグも描ける。天才的な面白さでした。本のタイトルも素敵です。

②「珈琲時間」豊田徹也先生

これもまた短編集です。私が大好きな漫画なのですが、ネーム『あのスペースにいる君は』を描くために再読。まさに喫茶店で珈琲を飲みながら、近くの席で繰り広げられる会話を盗み聞きしているかのようなささやかなドキドキ感がありつつ、喫茶店を飛び出る冒険的な展開もあるので飽きさせない。絵が精緻でとにかくカッコイイ。キャラクターの明らかな無言と、エンプティショットの使い分けが心地いい。

③「おひっこし」沙村弘明先生

コマ割りが細かめ・台詞の量が多めなのに、書いてある内容がすごく面白いから飛ばさずに読んでしまうのは、沙村先生の大きな魅力の一つだなぁと再確認。ギャグシーンのセンスも大好きです。「ヤベー女」に限りなく近い「おもしれー女」を描くのが異常に上手。佐村先生の、好きな女性キャラのタイプが一目瞭然な作風がとても好きなのですが、男性キャラもカラッとしていて小気味よい良いキャラが多いので大好きです。大好きポイントしかない。

初回で書くことが多く、長文になってしまいましたが、次回からもう少しスマートにします。

三日坊主にならぬよう、来月(今月末)も更新してみようと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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