【投稿コース】第6期 投稿コース講評:『キョウテンタクシー(再投稿)』【1月分】
現在、ひらめき☆マンガ教室第7期の受講生を募集中です。ぜひお申し込みください!
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ひらめき☆マンガ教室第6期から新設された投稿コースでは、月に一度、ひらめき☆マンガ+内に投稿したマンガの中から自由にひとつの作品をえらんで講評を受けることができ、内容はひらめき☆マンガ+で公開されます。
第6期、1月分の講評には全3作品の申込みがありました。本記事では、てぃーさんの『キョウテンタクシー(再投稿)』の講評をお伝えいたします。
2.『キョウテンタクシー(再投稿)』てぃーさん
講評:大井昌和先生
受講生アピール文
「ペン入れしてください」以外で(ネームとしての評価で)お願い致します。
講師講評(大井昌和先生)
投稿コースにご投稿、全4話という大作ありがとうございました!
まずはこのようなオリジナルなエンタメな作品を、このページ数でネームとはいえしっかり後日談まで書き上げたのはなかなか素晴らしいと思います!
商業誌であれば読者はその媒体を読む人だったり単行本を買う人など想定しやすいわけですが、まだその状態でない時にこのようなこと実はなかなか難しいので、素直に感心しました!
読み手を楽しませようとするセリフや見せ場を設置して構成もしてあるので、個人的には楽しく読ませていただきました。
経典を武器にするだけでなく、タクシーにするアイデアも洗練させていけば結構面白いものになる感じもしました。ただこれは逆にタクシーのアイデアがバトルになるとただの武器になってしまうところが勿体なく、またラストバトルでの経典技が説明的すぎるのが残念かな、という感じでした。
説明的といえば、セリフが実は結構読みやすくて、これもいいなと思いました。
読みやすいというのはフキダシの中の文字数や行数が適度であるということです。
ただここも勿体無いのは、一つ一つのフキダシに関しては上述したような気遣いがあるのですが、1ページあたりのフキダシ数が多くて、そこも適度な量にできるといいと思います。
フキダシというのは線で区切られた空間なので、擬似的なコマ(枠線に囲まれた方形)と言えます。そのようなものが例えばコマ割りでコマの数を減らしたり増やしたりでリズムを作る時に、フキダシが工夫なく多すぎたりすると想定した読み味を出せなくなるわけでもったいないと思いました。
他にも絵は得意ではないかもしれませんが、バトル漫画は構図がかなり面白さの重要な部分になるのでこちらも研究されるといいかもしれません。デッサンをしっかりするとかまで行かなくても画角や俯瞰かアオリ、などの構図がどんな意味を持つかいろんな漫画を読んでみて考えるのがいいと思います。
などなど細かいところは色々言えますが、この世界観で描き切ったということに自分はいいと思いましたので、これからも頑張ってほしいです!
講師講評ここまで
以上になります。
てぃーさん、講評にお申込みいただきありがとうございました!
ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 第7期(2024年4月〜2025年3月まで)の受講生を募集中!第7期の詳細、お申込みは下記ページをご覧ください。
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おわり