〆切キリキリ日記④
近況
夏に体調が悪くなる&忙しくなるのは毎年恒例なのですが、今年は同時にコロナに罹ったので本気で死ぬかと思いました。ひらマンも2か月にわたってオンライン聴講だったものの、得られる刺激はやはり強いです。ありがたい…漫画マンになりたい…
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第12回の講義を受けて
ネームや完成稿を練る上で「引き算」がいかに重要かを知ることが出来る講義でした。講評では、まず一言目に「前の絵柄の方がよかったと一刀両断されたことがとても印象的でした。自分でも薄々思っていたので…。背景についても「夜空の表現はグラデでもよかったのでは?」「背景の引き算は意識した方がいい。例えば、新幹線の窓の外まで描かなくていい」と詳しく指摘がもらえて嬉しかったです。絵柄を変えたことで手を抜く箇所の「勘所」がなくなっている、というご指摘も本当に仰る通りで、自分の今の絵柄も見つめ直せる貴重な機会になりました。
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完成稿『非業の生』
寝かせてしまっていた課題4のネームを清書しました。講評を受けて、いつも通りの絵柄でもペン入れをして比較したいなと考え中…。
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第12回の講義、課題の制作を通してのToDo
- 自分の作品を見つめる事を恐れず、自力でネームをより良くしていく努力をする。
∟絵やコマ・要素の引き算、大コマの顔の向き、キャラや読者の視線の流れを意識する。
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前回のToDoのフィードバック
- 「ネーム模写」を余暇の過ごし方に取り入れる。
→普段使っているタスク管理ソフト(SpiritCityというゲーム(?))の毎日のルーティンに追加することで習慣付けを試みました。現状週1~2回程度しか出来ていないものの、日記やモーニングノートなどの他の習慣と同じく、行う時間帯を調整できれば習慣付けできそうな気配はかなり感じる。週7でできるようになればいいなー。
- ネームを描く時に、内容の「コスト」を意識する。
→新キャラを出す時、新しい情報を出す時に意識できている気はする。もっと細やかに意識できるようになれば上出来!
- 自分のアイデアを、もう1,2段派手にする努力をする。
→これが本当に難航してて、アイデアを飛躍させるにはまず大量のインプットと思い切り(度胸?)を身につけなければならないと思いました。気長に頑張ります…。
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今月読んだ漫画3選・感想
①「マダムたちのルームシェア」seko koseko先生
壮年と老年のあわいにいる女性3人がルームシェアをする話。とにかく日々「すてきな事・楽しい事」を追求しながら暮らす姿には元気をもらえます。対して、そういう事をほぼせずに過ごしている(もしくは極めて無自覚に過ごしている)私はセルフネグレクトに片足突っ込んでいるのでは…とちょっと冗談では済まない危機感を抱いたりもしたので、個人的に極めて鋭い漫画でした。一生遊んで暮らしたい。
②「おもいでエマノン」梶尾真治先生・鶴田謙二先生
普段漫画を読んでいて「すごい!!!!!!!!!」と思う事はあれど嫉妬する事はあまりないのですが、この本に関して言うと「私が描いた事にならんかな……」と真剣に考えるくらい凄すぎて嫉妬しました。エマノンがカワイイ。途中小難しい会話が挟まれるのにスルスル読めるし、コマ割りの妙を駆使した映画的な演出がカッコイイ、そして面白い。ちょっとこの大きな感動を反芻しきれていないので、感想もまとまっていないです。
③「パリッコの都酒伝説ファイル」1巻 パリッコ先生・ルノアール兄弟先生
体重100kg超えのムキムキマッチョの筋トレ趣味の兄から一冊。「筋肉の敵」としてお酒は一滴も飲まないし、普段から漫画を読んでいるイメージがあまりない兄からお酒を題材にした漫画を!?と驚いたのですが、読んでみるととても納得で、酒×都市伝説による発想とギャグがとにかく面白い。
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ここまで読んでくださりありがとうございました。
9月からも頑張ります。