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漁師の閾

ねまキ

制作コース

完成稿

ねまキ
漁師の閾

ネームからの修正点:①冒頭に引きとなるコマを加えました。②めくり等を意識しコマを細かく入れ換えました。③個人的大課題である会話文とフキダシを増やしました。

苦労したこと:①初めて三昧で作業時間や工数がまったく読めず、何度か絶望しました。②絵柄が定まらず、どうやれば定まるかもわからず一コマ一コマが冒険でした。

できたこと:①(承前)が、自分の絵柄へいずれ通じそうな流れの緒をちょっとだけ掴めた気はします。②「完成稿を初めて出す」が達成できて良かったです。目指すべき点の幾つかは先延ばしになりましたし、余白が多いし会話が少ないし下手だなと思いますが、出せました。

できなかったこと:①時間&体力的制約と、読む際のリズムの問題から、課題2のテーマである「追われた身」である背景を描いたネームパート等2ページ分を削りました。追われて住所不定の身だからこそ「気になるひと」である漁師の頑なさに揺り動かされるという流れは守りましたが、結果主人公の存在がやや謎に満ちてしまいました。②初使用のスクリーントーンに思いのほか手間取り、思うように多用するところまでは至れませんでした。

次回以降へ向けた留意点:①顔や服装など同定の意識を細かく保ちたいです。②人や物を配置して終わりでなく、画面全体がひとかたまりの圧や色をもつような方向性、統一感。③絵が相変わらず描けないけど思いのほか描けた瞬間も稀にあり、後者の謎を研究し解明したいです。

※たかみねさんより使わなくなったスクリーントーンを頂戴し、活用させていただきました。煉瓦模様みたいなのとか楽しかったです。ありがとうございました。
※※Gペンや白インクやトーンヘラなど、諸々初めて使いマンガ関連の人生実績大量解除できました。
※※※Discordで描きながら世間話するクエストも達成しました。同級生のかたがたとの交流が大変な励みになっています、感謝します。

漁師の閾

 前回よりも、マンガに(すこしは)近づけた気がします。依然、果てしなく遠い自覚はありますが、端緒には漕ぎ着けたような、それも勘違いかもしれないような。

 留意した点は、下記の通りです。

・会話文を挟む(フキダシの使用)
・マンガ用の紙を使う
・Clip Studioを使う
・ベタ塗りとかトーンを使う
・完成稿の絵をきちんと想定する。

 いずれも、前回できなかったこと(一部知らなかったことを含む)なので、着実に潰していければと思います。現状、今回一番の反省は〆切ふたつの重複を甘くみていたことです。反省を次に活かしていきたいです。ぜひとも。

 ネームを一応終えて(明らかに時間管理ミスで雑すぎるので「一応」)、気になっていることは下記の通りです。

・コマ割りをまったく感覚に任せているのだけど、これしたらNGみたいなことをやっちゃっていないか。
・フキダシを使ったのは良いが、自然な会話には程遠い。会話文の上達法ってあれば知りたいです。
・絵柄がまったく確定する予感もないのだけど、ひとはどのようにmy絵柄を獲得するものなのでしょう。

 みなさんからデジタル描画のアドバイス&手ほどきを様々にいただき、Apple Pencilは購入したのですが、紆余曲折あって今回はアナログ主体で臨みました。前回同様、時間管理が最大のネックとなった点は、大いに反省する次第です。とはいえ制作中の心の余裕は前回よりも保てていたので前を向き、諸々向上させて参りたし。あと、つぎ完成稿が出せなかった場合、ゲンロンとの関係は心に秘して五反田川へダイブします。夏だし。

 描いているあいだは、いろいろあってもやっぱり楽しかった。こういうことがしたかったんだなぁと、ちょっと涙ぐんでしまいました。なんのかんのありますが、こういう時間が持てることには心から感謝したいです。ひとさまに見せられる絵でもまったくありませんが、みてくださる方々にも深く感謝いたします。来年の今頃には、そこそこ思い通りに描けるようになれていたなら最高ですけど、どうでしょうね。(と書いておきます)