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ニスナー!

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ひらめき☆マンガ教室

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名倉編
ニスナー!

自己紹介といえば「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」ですが(断言)。
まずは自分が「なにをしたい人なのか」を紹介するのがいいのではと思いました。
そこで今回は「これまで小説を書いていた自分が漫画に挑戦したいと思った理由」を織り込んで物語にしました。
漫画に挑戦したくなった理由はいくつかあるのですが。ひとつは「(この作品)小説より漫画の方が合ってるかも」と思う機会がたびたびあったことです。
作品のアイデアを思い付いたものの「これ小説向きじゃないな」とか「漫画の方が向いてるな」とか。
理由はさまざまですがやはり視覚表現ができるというのはデカいです。作中で触れたようなギャグやバトルなんかはとくにそうですね。
そうした「小説と漫画」の表現のちがい。特色など自分がふだん考えていることを「漫画家だけど小説を書いてしまう」逆の立場の主人公をつかってギャグ調で描いてみました。(この作品自体も漫画の方が向いてそうです)
ただそれだけだと物語としてあまり展開していかないので。中盤から後半にかけてはそれまで出てきた要素を転がして物語を展開していきます。
前半のギャグパートに出てきた「編集者の半妖設定」や「三休」をもとにすこしシリアスめに進行していきつつ緊張が高まったところでスカしてギャグにもどす。
このあたりは(前半のギャグパートも含めですが)「エンタメを描きたい」「そのうえでできれば読者があまり読んだことがないような“へんな”作品が描きたい」という小説とも共通する欲望を反映していて。この部分も自己紹介の一部です。
残念ながら妖狐に「マンガを描け」と言われた経験は無いので(あったらよかったのですが!)物語の中身としては後半からはすこし自分から離れた話にはなりますが。
「どういうものを描きたい人なのか」という部分での自己紹介として実演したものとして考えて頂ければ幸いです。

……と。長々と書きましたが。これまでの経験が浅いのもあり(教室がはじまるまえに1作描いてみたので。本作が2作目です)実際に描いてみると未熟を感じるばかりです。
まず自分の絵がどんななのか。なにが描けてなにが描けないのかすら把握できていないので。ネームといいつつ自分がイメージできるところまでとりあえず描いてみました。(髪とかを塗るとだいぶ印象が変わる!)
工夫点と不安点は以下の通りです。

工夫点:
・「めくり」を意識してコマを配置してみました
・タイトル通り「~~にすなー!」のツッコミが軸の作品ですが。それだけだとすぐに飽きるので出し方にバリエーションをもたせました
 (他のツッコミを目くらまし的に置いておき。その直後のめくりにもってきて意表を突く。など)

不安点:
・文字サイズ。コマのサイズ。絵のサイズがこれでいいのか(小さすぎないか)すこし不安です
・とくにp.7,8の妖が出てくるコマは世界観説明も含んでいて重要ですが。出力すると小さくてすこしつぶれている……
・p.11が一番のキメゴマのはずですが。悲しいことに画力が追いついていない! もっと魅力的にできないものか
・後半じいさん正面からの似たコマが多い。それぞれ意味合いはちがうけどもっとバリエーションをもたせるべきか