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年中無休

三水 雅

ネーム

制作コース

三水 雅
年中無休

・真面目すぎても生きづらかったという経験を漫画にしました。

真面目すぎた主人公と、雑な生き方の母親の話です。

・ネームの初稿では、『社会に出られなくて落ち込んでいた主人公が、ボランティアに行っても上手くいかなかったが、そこの職員からかけられた言葉により自分を責めすぎないで生きられるようになる』という話でした。つまり主人公を立ち直らせたのはたまたま出会った普通の人でしたが、しかし主人公と性格の違う家族との対立構造で描いたほうがよりいいと思い現在の形になりました。

・6,7割実話。実際に自分が体験したり聞いたことをだいたい用いています。親に「初めての子育てだったので下のきょうだいと比べて育て方がアレだったかも」みたいなこと実際に言われました(自分は5人きょうだいの長男です)

・担当編集さんから「読みやすさが受賞レベルから遠い」と言われたので、読みやすさを意識しました。

ネーム段階から『キャラの顔にセリフを被せない』や『セリフの位置(S字配置を意識)』『視線の流れ』などを意識して描くべきと言われたので実践したつもりです。また、『文字数はできるだけ少なく』『一コマ一情報』も意識しました。うまくできてるでしょうか?

自分は以前、スマホで読みやすいように文字を大きくしたいとか、なんか被せたほうがカッコいい気がするなどの理由で、キャラの顔にセリフを被せがちだったので注意しました。

・1ページ目の一番大きいコマが2コマしか登場しないおじさんなのはどうかと思いますが、16ページギリギリなので主人公大きく描く余裕ありませんでした。16ページにまとめるには要素が多かったかもしれません。

・ちょっとした挑戦としてコマ外を字で埋めてみました。それに負けて読みにくくならないようにコマ枠を普段より太めにしました。コマ外に主人公の心の内を書くことで、自分を四六時中責めすぎて生きるのが嫌になってしまっている主人公のドラマを、特に14ページ目からの解放感を描きたかったのですが、上手くいってるでしょうか?表現として適切でしたでしょうか?

・とにかく課題に合う16ページの面白い作品を作ることだけしか考える余裕がなかったので、想定読者や想定発表媒体などは考えていません。発表するならどこがいいでしょうか?