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ファラオ・アン・デッド

太田ユータロー

太田ユータロー
ファラオ・アン・デッド

・よくない修正です。

正直なところ、どう描けばいわゆる良い漫画、少年漫画っぽくなるのか分からなくなっていたので、前回講義後、漫画を描かずに読むだけの期間を作りました。

研究不足の自覚もあったので、想定媒体をマガジンとし、編集さんとの会話の中で例示のあった「七つの大罪」を全編読み、同作の読切を模写しました。

コマ割りについては、1ページの中に起承転結の流れを入れられるようにしました。
「・(ページにおける)問題提起」→「・それについての反応」→「・動きの結果」→「・次ページへの展開」といった具合に絵や展開を入れられるようにしました。
また、この修正に活き切っているかは微妙なところですが、コマの面積を広く使えるようにしていきたいです。

作品の内容についてですが、プロット段階で没にした内容に戻しています。
提出ネームは何でもかんでも詰め込んで、設定もいろいろ増していけという作りでしたが、こちらはメッセージ性を重視しています。

説教臭くなる!と思って取りやめたのですが、なるだけ臭くならないように、と描き直しました。
教室の本旨としては良くはないため、反省しております。

ファラオ・アン・デッド

自分が描きたい物を考えた時、真っ先に思いつくのはいつも少年漫画、いつも読んでいた漫画とも言えますが、ともかくそういうものです。
僕が少年漫画を読んでいる時に感じているのは、明るくて、ワクワクして、ちょっぴり豆知識が得られる、そういう漫画です。

今回のネームですが、古代のファラオが復活するって面白いかな、というところから始め、なぜミイラが動くのか、動く動機は何になるか、という設定を付け足して作成しました。
話の立て付けとしては「ファラオのミイラが転生の為に必要な臓器を奪われ、取り返す話」ですが、それを16ページに収めるのは困難だったので、「ファラオのミイラが墓を脱出する話」としました。
完成後に「墓荒らしをファラオが撃退する話」でも良いかなと思いましたが、ミイラが現代社会の中に紛れることになるイメージがある方がワクワクすると思いましたので、こちらで良いと思っています。

アイデア出し段階ではもっと説明パートが長々とした漫画でしたので、ストーリーラインの中で説明が乗せられる(アクションが入るパートで説明のための「ナゼ?」が入れられる)ようにしました。

よろしくお願いします。