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人魚は海に帰れない

ヤギワタル

人魚姫

ヤギワタル
人魚は海に帰れない

ネームからの変更点は、11ページ以降です。
・「魔女にはめられた?」の次のコマを、王子の話から足下のコマに変更。
・人魚姫が図書館司書と会ったあと、ちゃんと思い悩むページを追加(縦長のコマ)。
・最後は「人魚姫のいない机のコマ」で終わっていたが、ネームの15ページ目で終わるようにした。
・最後のコマは、人魚姫が文章を書きながらすでに泡化しているような絵にした。
・知りすぎている感じのあった図書館司書のセリフを、自然な雰囲気になるように調整。
・「私にできることは…」のコマを2つに分けて、人魚が「前向きに決断した」という感じを出した。

また、ペンや絵柄も前回までのものから変えています。ネーム時よりもやや頭身が高いです。

人魚は海に帰れない

自分の性格の中から、後悔しがちな部分や、本に答えを見出そうとする性質を抽出して主人公キャラに反映させました。全体のテーマは「後悔」から決めています。先日、出版社に持ち込んだ際に「主人公の変化がほしい」という指摘を受けたので、そのあたりも意識しました(キャラとストーリーはセット、ということを実感)。見所となるシーンはコマを大きくして、ストレスなく読めるよう心がけています。