SWEETEST LITTLE JAZZ KILLER
想定読者:30代〜40代 男性
想定媒体:マンガワン
企画概要:老舗のジャズバーにゆるふわ地雷系の女の子が来て、豪快にドラムを叩いて客が喜ぶ話。
①固有の設定:大人が集まる老舗ジャズバー ②テーマ:人の心を打つ演奏に見た目は関係ない③固有の主人公:華奢で可愛らしいが力強いドラムを叩く女の子 ④見どころ:演奏シーン
【工夫した点】
今回はセリフ無しで動きやリアクションのみで漫画を描く事に挑戦してみました。普段ネームを作る時にセリフから書き出すため、セリフありきで進行してしまうことが多く、空間・動き・リアクションが自分の弱みだと思ったからです。セリフが必要なところを講評で確認し、完成稿で必要に応じてセリフを足したいと思います。
いつか音楽の漫画が描いてみたいので、①演奏の迫力を出すこと②演奏を聴いている人のリアクションでその演奏の素晴らしさを伝えること、を意識して描きました。「テンポとリズム、そして見開き」というテーマを見たときに、以前武冨先生と濱田先生が「コマ割りはリズム、ドラムみたいな」とおっしゃっていたので、安直に主人公の楽器をドラムにしました。ドンドンパッドンドン!などと口で言いながらコマ割りのリズム感を確認して進めました。が、何かを掴んだ感覚がないので、今後の課題でも引き続き意識し、コマ割りのリズムを体に染み込ませて行こうと思います。
タイトルは映画CHICAGOのリチャードギアの台詞より引用しました。
【参考作品】BLUE GIANT(コマ割り、背景の入れ方、おじさん達) / メダリスト(見開き・キラキラ感)

想定読者:30代〜40代 男性
想定媒体:マンガワン
【修正点】今回はネームからの修正をしていません。自分の個人的な課題である「キャラクターを描く」という事を学ぶ課題にしようと思いました。①観客のリアクションで主人公を引き立てる②セリフなしでキャラクターを魅力的に見せる、この2点を意識しきっちりと表現しようと思い作画に挑みました。
【工夫した点】かわいらしい女の子と、ジャズ好きのおじさん&渋いジャズバーという空間の対比が効くように描きました。
【良かった点】参考作品を横に置き、見比べたり表現を研究しながら進めました。集中線、書き文字、表情の作り方、ライティング、迫力の作り方など、とても学びが多い制作になりました。
【反省点】これはネームからの反省点ですが、セリフが無い事で『ストーリーではなく「シーン」を描いている』という指摘をいただきました。プロの先生方の作品では1話丸々セリフなしでストーリーがわかり、且つキャラクターの感情が伝わってくる作品がたくさんありました。自分はまだセリフ無しで6pしか描けず、しかもシーンしか描いていないという気づきがありました。自分が今回の課題のネームの時点で何をすべきだったか、そして現時点で何が出来ていないか理解することが出来ました。また、企画としてモチーフ(ジャズ・ドラム)とキャラクター(夢かわ女子)の飛距離が遠いという指摘もいただきました。自分なりに意識してあえて一番遠いところを合体させてみましたが、あまり遠すぎると読者を戸惑わせてしまうという事、これを成立させるためにストーリーが必要だと言うことが分かり、企画としての勉強にもなりました。
参考作品:BLUE GIANT