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とまどう指先

彩冬八羊(さいとうやぎ)

彩冬八羊(さいとうやぎ)
とまどう指先

想定読者:20〜30代 女性

想定媒体:on BLUE

【修正点】

ネームでエピソードが弱いと指摘があったので、肉体的接触までのエピソードを追加しました。また、先日のひらめき会で物語の作り方の講義があったので、講義内容を意識して内容を整理しました。①固有の設定:都内の高校生。放課後デート(固有が弱い)②テーマ:好きな人には素直に勇気だして気持ちを伝えよう③固有の主人公:自分から素直になれないイケメンイキリ男子(固有が弱い)④見どころ:手が触れたり、触れなかったりするところ。以上を踏まえ、教えていただいた三幕構成を頭の片隅に置きながらネームを修正しました。

【工夫した点・反省点】

『少女漫画のコマ割りや演出を学ぶ』という自分の中での目的があったので、人気作のネーム模写をし、自分なりに咀嚼→再構築してみました。コマに人物が被っていること、読者がキャラクターと目が合うこと、流行りの絵に寄せること、を意識しました。やりきれなかった部分や読みずらい部分もありますが、演出とコマ割りに関してはとても大きな学びがありました。男の子たちの顔立ちや表情を、読者をもっとキュンとさせる流行りの顔にしたかったのですが、うまく出来なかった点が反省点です。また、エピソードにページを使ってしまったため手を繋ぐシーンで見開きを使えなくなってしまい、本来であれば肉体的接触シーンを盛り上げるためのエピソードにも関わらず、逆に威力を弱めてしまったかもと心配です。第二課題で『カメラが近すぎる』という指摘をいただいたので、それも意識したのですがうまく出来ませんでした。もうちょっと空間の抜け感を作りたいです。

制作時間:1.5週間ほど

【参考作品】

うるわしの宵の月/9巻

とまどう指先

想定読者:20〜30代 女性

想定媒体:on BLUE

企画概要:付き合い始めた男子高校生が、なかなか手を繋げずにモジモジする話。(王道BL)

【工夫した点】肉体的接触というお題だったので、ストーリーはシンプルに、画面作りと演出に力を入れました。少女漫画やBLを研究し普段よりも有機的なコマ割りと、主人公たちのドキドキ感が伝わるような感情描写を心がけました。1~2pで状況説明、3〜8pで二人のもどかしさ、9~11pでキュン、12〜14pでエピローグで気分スッキリという構成にし、読んだ方の感情をそのように運ぶことが目標です。

【作画に向けて】ここ最近「BLを描きたいなら絵のトレンド感が足りない」とよく言われるので、ペン入れでは流行りの絵柄と今っぽい着こなし感を意識して描こうと思っています。

【反省点】もしかして手を繋いだあと(11p後)にもう1リアクションが必要な課題なのでは?と不安になっています。ご指導いただけましたら幸いです。また、オチが弱い気がするのですが、上手くまとめられませんでした。作画に入るまでに再検討します。キャラクターを描くという事がイマイチまだ掴めませんが、濱田先生が仰っていた「キャラクターを掴めるまでリアクションを描きまくる」を行ってからネームに入りました。キャラクターを描くという事を理解するには、もう少し時間がかかりそうです。また大井先生に「はしゃぎ足りない」と前回言われ、今回は頑張ってはしゃいだつもりですが、まだ足りないかもしれません。この2つは引き続き今後の課題です。

制作時間:16時間

参考:タカラのびいどろ/鈴丸みんた先生 ララの結婚/ためこう先生 うるわしの宵の月/やまもり三香先生

【創作における自分の武器】

・スケジュールを守る(間に合わない時は報連相をちゃんとできる)

・目標に向けて日々コツコツした練習ができる

・丁寧な作画

・食事・睡眠・運動をして長期的な作家活動を前提とした生活を構築している。(自分を蔑ろにしない)

・豊かな時間を共に過ごせる友人が多い

・すぐ心が折れるが、すぐ立ち上がる。立ち直りが早い。