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除霊師お嬢様 浄怨寺レイカ

須澤彩夏

須澤彩夏
除霊師お嬢様 浄怨寺レイカ

【8Pにした理由について】

現在、自分が連載を目指している媒体で担当さんについて頂き、掲載用の読み切りを作っていく段階にあるのですが、ひらマンの課題との両立がうまく出来ない状態が続いています。

ひらマンの教え的には、「外の活動を優先するべし」だと思うのですが、とはいえ、自分は絵柄や作風をかなり変えている途中ということもあり、「ペン入れの練習のために原稿をたくさん描く」「モノクロ原稿を描き慣れる」ということが自分が今期制作コースに来た目的の1つとしてあるため、できるだけ課題(特に完成原稿)を提出していきたいと思っています。

そこで、今後は課題を8Pで制作し、外の活動を最優先に進めつつ、8Pの原稿でコンスタントにペン入れの力をつけていけたらいいなと考えています。

【工夫したところ・頑張ったところ】

・8Pにするにあたり、どうすれば短いページ数で読者に満足感を与えられるのか?を考えた結果、「1話完結型の連載モノのように描く」のが良いのではと考えました。

そこで、「依頼モノ」(毎話依頼者が変わり、主人公がそれを解決していく)を作ってみようと思い、「お嬢様の除霊師が執事と共に依頼者の除霊をし、最後は依頼者の心をお嬢様の人間力が救う(救うシーンが毎回の見せ場で、今回の課題における「名シーン」にあたり、肉体接触がある)」という企画を考え、その連載モノの中の1話というイメージで作りました。

・前回のネーム講評の際に大井先生と濱田先生に「漫画はミラクルを起こすものなので、クライマックスのアイデアをもっと頑張った方が良い」ということを仰って頂いたので、今回のネームではそこを頑張ろうと思いました。先生方のご指摘は、広い意味では「漫画として面白く読ませるためのアイデア」の部分に時間を割いた方が良い、ということだと受け取ったので、今回のネームでは、キャラクターやセリフや技名のアイデアを考えることを頑張りました。

・先日、大井先生に「いい話を綺麗にまとめて描く、ということをしているけど、もっと漫画的な演出が使えるようになると良いね」と仰って頂いたので(また、今回の課題もそうであったため)、今回のネームでは、漫画的演出を意識して、バトル漫画の画面なども参考にし、初めてコメディ漫画に挑戦してみました。

【想定媒体】

ジャンプ+

【創作における自身の武器】

自分の趣味なのですが、10年以上前から「ツイッターで知らない人を界隈ごとに非公開アカウントに入れてTLを眺める」ということをしています。リストは「うたプリのグッズをひたすら集めている女性オタクの人たち」「名探偵コナンの赤井と安室のBL同人を楽しんでいる界隈の人たち」「歌舞伎町の風俗嬢のお姉さんたち」など様々です。

自分と違う世界に住んでいる人たちが、どんなことに価値を見出して、どんなものを食べ、どんな生活しているのかを眺めているのが楽しいので、純粋に趣味としてこっそり楽しんでいたのですが、最近になって、キャラクターを作る際にこの趣味が武器になるのかもしれない…と思いました。

自分が武器と言えるもの(他の人には負けない、と思えるもの)は、今のところこれくらいかな…と思います。。

また、お笑い(特にコント)のライブによく行きます。今までは趣味としてただ楽しんでいたのですが、今回初めてコメディのネームを作ってみて、コメディのセリフはとっても難しいことを痛感しました。改めて、芸人さんの物事の言い換えの回路はとっても凄い…と思ったので、今後は自分の好きな芸人さん以外のライブも、幅広く観ていきたいなと改めて思いました。