
邂逅

初めまして。ひらめき制作コース第8期生の古西と申します。誰もが楽しんで読める漫画を描くことを目標としております。
第一課題では、「実際に自分が体験したことと、それに対する気付き」を描こうと意識しました。そして、妖怪が元々好きなので取材も兼ねて遠野市に行って、そこで立ち寄った定食屋さんに貼ってあったカッパのポスターに心打たれ、遠野は本当に妖怪が身近な存在なんだ、と感動した時のことを描こうと思いました。そして遠野だけでなく、普段の日常でももしかしたら妖怪って以外とすぐそばにいるかもね、気づかないだけで…みたいなオチにしてみました。
反省点は二つあって、まず「妖怪に会いたい」と言う主人公の願いが、あんまり共感されないかもしれないなと思いました。例えば亡きおじいちゃんが妖怪が好きだったからその影響とか、もう少し共感性の高い動機にすれば良かったと思います。
二つ目は、オチが唐突すぎたかな…と思います。一応、妖怪たちは正体を隠しつつ、人間と変わらない日常を過ごしているという設定なので、このカッパも主人公と同じく海外赴任に行ったよ、というオチなのですが…あんまり変装感がないのがちょっと失敗でした。せめてもう少し着込ませたほうがよかったと思います。
改善したこと
・ラスト(主人公以外みんな妖怪でしたオチ)の仕込みのために店内の描写から始める。
・初めと終わりで主人公の表情に差をつける。
反省点
・ページ数は少ないまま。
あと8ページくらい付け足して、主人公が妖怪たちと出会うまでで、もうひと盛り上がりできたかも。
まとめ
前回のネームの主人公が地味すぎたので、インパクトと意外性のある造形に修正したかったのと、「自己紹介マンガなんだし好きなキャラ描いたらぁ!」というやけくそでこうなりました。なので、今回の原稿では読みやすさ以外、読者さんのことをあまり意識できておりません…。
結果として描くのは楽しかったのですが、尚更この短さなのが惜しいなと思います。
次の課題では、読者層や自分が読者に何を伝えたいか、を改めて意識していきたいと思います。
追伸
コメントくださった方々ありがとうございます!!勉強になります。すぐに返事ができなくて申し訳ありません。
遠野要素は限りなく薄くなってしまったので悔しい限りですが、遠野はとても興味深い土地なのでいずれちゃんとした漫画にしたいですね!