
猿 -サル-

あなたの実際に経験したこと:5ch(旧2ch)に存在する誹謗中傷書き込みの犯人にされたことがあり、今でも当時の真実を晴らすことができないでいる。深く傷ついてはいないが数年経った時に「あなたがあの書き込みをしたんだろ。皆は知らないだろうけど私には分かるから。」と言われたり、18年経った今でも、訂正したり、身の潔白を証明することができていない。
その時に抱いた思い:罪を被せられた時には正義を振り翳されたりするが、身の潔白はいくら伝えても証明する手立てはない。日頃の行いが悪いなどと言われ、正義を止めることはできなく、良心から私に対して誹謗中傷をしているため、悪人になり諦めることしかできなかった。昔からなき罪を着せられることが多く、印象から悪人にされる人生も慣れてしまった。
創作では、誹謗中傷する人は社会から見放されたどうしようもない人ということや、潔白が証明されてスカッとする結末になるが、現実は人望がある人が正義感で私を叩きに来たり、真実を晴らしたとしても一知識として記憶に残るだけで、正式な潔白の証明や謝罪などはなくドロドロとした諦めの感情があるだけ。正義を振り翳した後も何事もなく日常生活に戻っていく。
そして時間が経った今の考え:Twitterでは今日も炎上事件が発生する。最近知っている人が大きな炎上事件の陰謀に巻き込まれたが、証拠の画像や共犯とされている会社名などを使っていまだにとんでも理論でバカにされている。
他人なので完全な真実は私には分かりようがないが、ある程度周りの人からの情報で潔白を確信している。しかしながら、一個人の力など大勢が信じるデマの前には結局無力だということは自分自身が受けた炎上から18年経った今も変わらない。
そして炎上した事件の真実が証左とともに出てきても、バズったりはしない。
【ネーム→完成稿に向けて】
改めて見ると意味不明すぎたので、ネームを全て削除して切り直しました。
以下の点に注力しています。
・漫画は知っていることの羅列ではない:自分自身が持っているものを自慢したがる性格なので、知っていることを羅列していましたが、漫画は他人に伝わらないと意味がないと思い直し、全編変更。
・自己紹介を忠実に守る:主人公の性格を物語に都合よくつけすぎたので、自己を投影し、プライドが高く周りを見下し、繊細で孤立しがちな性格に修正しました。
・実際に起こったことをベースにする:少し飛躍しすぎたので原点に還り、当時書き込まれていた書き込みを見つけてサンプリングし、自分の中で解釈して話をまとめました。
・主人公が誰かわかるように:登場人物が多過ぎて誰が誰かわからなかったので、必要のないアイコニックでない人は全員動物に変えました。
・伝えたいことを設定する:もしも孤独で悩んでいる人がいるなら、「ありのままの自分でも不器用でも幸せにだけはなれるから」というメッセージを入れました。参考文献:Amazarashi:未来になれなかったあの夜に
【やってみてよかったこと】
・思い切ってファンタジックに全員猿に変えたこと。主題を伝えるために何をしたいのか決めたらバッサリ舵を切っていいと思った。
・3D変換って自分の中にない構図がつくれて幸せ。自分で人物は描くことにこだわっていたが、3Dモデルを使うと迫力が増して、自分のアセットにないものがつくれた。
・いろんな漫画を参考に好きな所を詰め込んでいく。少女漫画は読んできていないが、新しい背景処理とかがあって新鮮で面白かった。
・可愛い、イケメンは正義。とりあえず、自分が可愛いとかイケメンと思える所までやってみる。きっと伝わるはず。
・黒ベタはいいぞー。結構主人公の子を描き込んでから黒ベタにすることを決めたが、黒ベタの髪の毛は可能性を感じました。
【課題に思っていること】
・漫画のお作法を知らなさすぎて、完成稿の線のクオリティが低い。雑。
・背景をクリスタLT変換に頼りすぎ、意外と最後のシーンで電線を描いたら描けたので、そのまま全てのシーンで描き込めばよかった。
・背景処理がわからず、なんとなく星とか入れてみたり。
・白黒の漫画を描くのが初めてなので、どれをどこまで描き込むのかはまだ結論が出ていない。
・場面や物のアップなどで情感を入れても良いのかもしれない。
・クリスタの奴隷。今はクリスタの機能にしばられすぎているので、コマを自由に動かしたり崩してみたり冒険が必要だと感じた。