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藁を掴む

もろい

もろい
藁を掴む

ほぼ全てのページをネームから変更することになりました。講評中の指摘とネームに鶴谷先生の書き込みがあったものについて、どのように変更したか書いていきます。

モノローグが多すぎる→出会い部分の省略以外をエピソードで語るように変更しました。

ネームの1p、4コマ目を強く→もとのエピソードは無くなりましたが、新しくリアクションを強くしたコマを追加しました。

小説の内容に入る演出を効かせる→講評中にいただいたアドバイスと同様に、後半に裏切られる展開の手前で内容を明かす演出に変更しました。

9pの3コマと4コマ目、13pの1コマ目が大切なので大きく→8pで半ページ使用して強調しました。ネーム13pの要素は完成稿の12p、13pで大きく使いました。

指摘があった箇所以外の変更点もたくさんありますが、特に物語上で明かされる小説内容の演出とラストを大きく変えています。

小説の内容については、もともと雰囲気だけで良いと思って文章を書いていて、読むときに邪魔だと感じていたので、物語とリンクする内容+絵で表現することにしました。

ラストもセンチメンタルなオチでしたが、エピソードに変更することで軽いタッチになりました。

物語の骨格は同じですが、読み味は相当変化したと思います。完成稿のほうが読みやすくなっているはずなので、そこは改善できたかなと考えています。

あと絵自体も、人物の顔が安定しないのと、背景を上手く描けず苦労しました。背景は途中から素材も使って進めていきました。

藁を掴む

自己紹介という課題ですが、物語にすることが大事だとあったため、なるべく個人的な感覚に閉じるのではなく、読者がキャラクターや物語に共感できることが目標としました。

①前職でブラック企業で働いていた経験

②他社と関わるときに自分と似たものを求めて勝手に失望する(失望される)という経験

以上ふたつをベースにして、キャラクターや展開を作り上げていきました。

出来上がったものを読んでみると、妙に感傷的でマッチョな仕上がりになっていました。

あと単純に技術的な問題として、線の太さやセリフの大きさ、1Pあたりのコマの数、割り方などわからないことだらけなので様々なマンガを見て勉強しましたが、まずは自分の絵柄が無いと決めようが無いなと感じています。