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少年のココロの中にいた青春の幻影

福本眞久

ひらめき☆マンガ教室

制作コース

福本眞久
少年のココロの中にいた青春の幻影

作画が間に合わずネームでの提出になってしまい申し訳ございません。

ネームを大規模に修正したのでそちらに時間が取られ作画することができませんでした。

初回講義にて出さないのが一番ダメという説明をいただき、提出する決断をしました。

◯ネームの反省点◯

  • もっと自分のできることで読者が買ってよかったと思ってもらえる漫画を作ることを優先すべきだと思った
  • もっとセールスポイントを明確に打ち出して作る必要があった

◯ネームから大幅に内容を変更した理由◯

  • 4月ネームの面白さを考えたとき、主役の女の子のキャラとギャップ萌えだと考えた
  • 講評でいただいたコメントをもとに作り直していったが、16ページだと間に合わないと分かったり、設定を変えたくなったりした
  • キャラを立てて、効果的な演出をして、読者に届けるエンタメをするなら可愛い女の子に振り回される男の子の話をやりたいと思った

◯完成稿について◯

  • この漫画の旨味のようなものを明確に定めて作った
  • 可愛い子に振り回される男の子の物語の類型として作った
  • 見開き単位で展開を作ることを意識して緩急と読み応えを作るようにした
  • 今作は特にセオリーを意識した
  • 詰め詰めの作りになった
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  • 自分の今一番描きたいものについて

自分の描きたいものと実際に自分が描けるものは決定的に違うということが今回ネームを8回切って改めて分かりました。当初は呪術廻戦みたいに特徴のあるキャラによるアクション要素もあるラブストーリーを作る予定でした。

しかしそもそも16ページに物語を収める技術が決定的に足りていないし、16ページの短編はできることがかなり限られるということが分かり2回ネームを切って諦めました。

最終的に自分は今切実に感じていることしか漫画にすることができないと前向きに諦め本作を制作するに至りました。

今一番描きたいものについて描いたつもりです。アピール文でそれを記述すべきなのですがどうしても文にするのが恥ずかしいので控えさせてください。申し訳ございません。

記述できる範囲では、

  • 北野武映画や「僕の心のヤバいやつ」(桜井のりお)「こっこさん」(こうの史代)における大人(作家)の子どもへの優しい目線を表現したいと思いました。
  • 親族の在り方について描きたいと思いました。自分はあまり兄弟と仲が良くないので、理想的な姉を描きました。
  • 子どもと話すのが好きなので、子どもらしさを描くのが楽しかったです。
  • 対話できる素直さが人間関係で一番大事だと思っているので描きました。
  • 大人に必要な技術として言わなくていいことは言わない、聞かなくていいことは聞かない、があると思っているのでそれを描きました。

 

作品の方向性としては、16ページ以内なので何より小品としての意識を大切にしました。

物語前半はキャラを立てることを意識し分かりやすいキャラを主人公に据えて読みやすい漫画を目指しました。主人公が実は普遍的な切実な気持ちを抱えていることを物語後半で示すことや姉の夫を出すことで物語に広がりを持たせたいと思いました。全体的に明るいトーンで、爽やかな読後感を目指しました。読みやすい作品にするため姉夫婦の他者性を極力排除しました。

 

難しかったこと

  • 仮想の読者を想定することです。

 

講評で知りたいこと

  • 分かりにくい部分と読みにくい部分をご教授いただきたいです。