
【非漫画的雑談】一応、ニイガタです。
どうも、コミティアに申し込んだものの原稿がちっとも進まないえぴのみすです。以下、マニアックローカルネタ。
出身地を訊かれると困る。新潟県西端の糸魚川市(いといがわし)なのだが、まぁ市名を言っても分からないので県名で答える。
しかし私は新潟県に属している感じがしない。なのでしっくりこない。どういうことか。
糸魚川は微妙な位置にある。富山県と長野県に接しており、新潟県で唯一JR西日本だ。それと関係するかは知らんが、富山との関係の方が深い。へぎそばより鱒寿司の方が身近なのです。北アルプスが日本海に落ちるところなので、富山・長野との地形的な連続性もある(ちなみにほとんどの新潟県民は知らないだろうが、新潟県の最高峰は糸魚川市の小蓮華山。富山・長野との県境近く)。
とはいえ富山とは違うのである。われわれは雁木で彼らは散居村なのだ。雁木(がんぎ)とは主に商店街などで見られる、建物の庇を張り出させてその下を通行できるようにした建築様式で、新潟県ではいまだに残っている(特に上越市高田に多い)。対して散居村(さんきょそん)は、田園の中に高い木で囲まれた家々が散在している形態で、特に富山県西部で大規模に広がる。要は集中と拡散ということですな(?)。
ちなみに私は郷土愛が薄い。現在サンデー連載中の『百瀬アキラの初恋破綻中。』は地元出身の方が作者だが、毎回作品冒頭に出てくる田舎あるあるネタが全部は分からない。田舎出身だからって自然に詳しいと思うなよ。
写真は、地元の海。最終課題の舞台の元ネタ。水平線に少し乗っかって見えるのは能登半島の珠洲です。