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あまり読まれてなさそうな漫画を紹介する②


来年1月の岩波文庫では、相馬御風編注の『良寛和尚歌集』が刊行されるらしい…との情報を得て一人テンションが上がっているえぴのみすです。江戸時代の禅僧・良寛については以下のブログ記事も参照 https://hirameki.genron.co.jp/blog/2024/05/07/22343/

相馬御風。新潟県糸魚川市出身、明治から昭和にかけて活躍した文学者。早稲田大学の校歌「都の西北」の作詞者である(早稲田の学生がどの程度校歌を意識しているのか知らないが…)。作曲家中山晋平とのコンビでの作詞も多数(中山については以下の記事も参照 https://hirameki.genron.co.jp/blog/2024/10/26/29728/ )。

要はおらが郷土の偉人な訳だが、その御風を描いた漫画が存在する。

右が若き相馬御風。奥の長身は後に「日本児童文学の父」と呼ばれる小川未明

この漫画がよくある(?)郷土の偉人漫画と異なるのは、人物の生涯をまるまる描くのではなく、相馬御風の学生時代の一コマを脚色したストーリーになっている点。繊細な文学青年の感情のゆらぎが巧く表現されている。

ちょうど1900年(明治33年)、中頸城中学(現新潟県立高田高校)文藝部の部誌作成の頃の話

現状地元の郷土資料館でしか売っていない知る人ぞ知る作品(私は行く先々で郷土出版本を探すのが趣味です)。いい作品だけどなぁ…。

糸魚川、『百瀬アキラの初恋破綻中。』の舞台(のモデル)だったり、『ハニワット』の舞台になる予定なので、よろしくお願いします。

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