
第8期ひらめき⭐︎マンガ教室の初回講義 メモと感想
こんにちは!第8期聴講コースのnaoaki315と申します。
教室に関わる皆さん(特にひらめき制作・制作コースの皆さん)、第1回の課題提出、講義等々お疲れ様でした。
そして、完成稿作成、第2回のネーム課題お疲れ様です。(こんなに畳みかけるカリキュラムだったのですね、、ゴクリ…)
第1回の講義に出席させてもらい、講義でとったメモをブログに書かせてもらいます!
何か講義のことを思い出すきっかけになれば幸いです。
あと、「あの講義を聞いて、注目したポイントや理解の仕方が違うなぁ」などあればコメントもらえるとすごく嬉しいです。
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〈目次〉
・物語とは?
・誤解なく伝えるには?
・主役
・背景、位置関係
・コマ、フキダシ、セリフ
・ネームとは?
・媒体とターゲット
・リズム、テンポ
・キャラクターとは?
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・物語とは?
物語とは、フィクションを使い、キャラクターの心情の変化を描くこと。そして、読者の心をどんな風に動かしたいのか物語を設計してマンガを描く、と理解しました。
メモ
「ちゃんとフィクションにする」
「本当に起きたことを本当に書くと、何も起こらないで終わってしまう」
「面白い設定を出すなら最後まで話に絡める」
「ページが足りないと思ったら思い切って序盤を切る」
「旅立ち終わりじゃなく、エピソードを終わらせる」
「最後にアガるのであれば出だしはサゲとく」
「キャラの人間関係の変化が見たい」
「オチはどんな話にしようかと初めに考える」
「読者が最後にどう思って欲しいか。あるあると共感して欲しいか、バカなやつだなと思って欲しいのかなど。」
・誤解なく伝えるには?
読者の心をどんな風に動かしたいのか物語を設計する上で、作者の狙いと読者の反応との間にズレを無くすことがまず大事、と何度もさやわかさんや武富先生がおっしゃっていたように思いました。
メモ
「どちらの意味にもとれたら読む人にはストレス」
「周り見ながらアー?と言わせるとか服装をコワモテにするとか、誰もが怖い、迷惑と思ってくれるように」
「映画だと伝わっても漫画だと伝わらないことがある。漫画は時間が勝手に流れず、声のイントネーションなどでは伝わらない」
「こう言う意味かな?と思わせた時点で負け」
「心理の動きを丁寧に組み立てていく」
・主役
物語を作る上で、主役(多くの場合視点人物)が重要。その主役に読者を乗り移らせて、主役と同じ反応を読者にとってもらうために、工夫を凝らす。
メモ
「主役がはっきり分かるように正面から」
「左向いたら次の人物がいるとかするとよりストレスなく視点人物が切り替わる」
「回想に入る前と出る時に主役のアップを入れる」
「主人公っぽく目線を左に向ける」
「変わった状況やセリフにどうキャラクターが反応するか」
「主人公の反応が分かる表情を描く」
「顔を星座のように最後まで繋いでいく」
・背景、位置関係
作中で今何が起こっているか読者を行方不明にさせないために、今どこで、どんな位置関係にあるかをハッキリさせる。
メモ
「背景量」
「社名の看板があり、別のコマにもあることで場所が特定されていい」
「それだと目線が上に向いてないとおかしい」
「場面が変わったら、誰と誰がどこで何をしているかが早めに分かるコマが欲しい」
「背景のないどこかわからない空間でキャラクターが会話するやつね」
「箸休め的に風景を入れるとよいのでは」
・コマ、フキダシ、セリフ
読者がストレス感じずに読めるように、重要なコマを大きくしたり、吹き出しやしっぽの位置、セリフの文字の大きさや長さに気を配る。
メモ
「全部のコマが閉じてるとすごく漫画って印象」
「タチキリが多いと下品な印象。欲望全開」
「ナレーションじゃなくてフキダシにした方がいいかとか選択肢を増やす」
「フキダシは基本は少し上に上げる」
「目立たせたいところ以外にも大きいコマを使わないといけないこともある。箸休めとか。」
「好きなマンガの吹き出しの中の文字数を数えて1番長くて何文字になるか」
・ネームとは?
ネームは、完成稿に移る前に、他者(編集)からの意見を反映させられるように作るマンガの設計図であり、完成稿で受け取る印象とズレないようにする。
メモ
「完成稿と同じスピードで編集が読めるように髪型などいじっていいから工夫する」
「自分用のネームと人見せ用のネームがあっていい」
「ネームと本番で絵柄が変わると全部印象が変わる」
「ちゃんとした絵になると成立しない絵になることがある」
「目が点の顔は、違う意味が生じてしまう」
「完成までやって初めて、ネームで何を省略できるのかが分かってきたりする」
・媒体とターゲット
作品を読者に届ける上で、掲載したい媒体の求めていることを理解して、作品を作る。
メモ
「出したい媒体の傾向を読む。しかし、逆に傾向として載ってないものが求められているかもしれないから賭けなところがある。」
「今回のマンガは独身者ものかな」
「印刷した自分のマンガを意識している別の人のマンガ2つで挟んで違和感がないか見てみる」
「2次から1次になって描きたいことだけ書くことができなくなった。」
「商業にするなら、何マンガか、分かるようにする」
と、ここ↑までが今回の講義のメインだったのかなと感じました。
・リズム、テンポ
リズムやテンポについては高評価で、あまりここをこうした方が良いと言った話があまり出てなかったのかなぁと感じました。
(限界状態で聴いていたので、聞き逃してるかも知れません、、)
あれこれ書きましたが、初めガイダンスの中で、「どこそこの位置のコマが大きい方がいいとか言った話もあるが、ストーリーとどちらを優先するのかって状況もある」「全てに適用される技術はない」とさやわかさんが言っていたように、分かっててもどうすりゃいんだろ、と悩むし絶対難しいよなぁと感じました。
そんな中で課題を作りネームを提出している皆さんをみて、

HUNTER×HUNTER モノクロ版 20 (ジャンプコミックスDIGITAL) p142
と勝手に感じています。(すみません)
・キャラクターとは?
さやわかさんと武富先生だけでなく、濱田轟天先生も登場されて、「次の講義が楽しみになるなんて上手い前振りなんだ!マンガかよ!」と聴いていました。
メモ
「嫌な部分とか、こう言うやついるなってところを。これでもかって大きくする」
「誰もが怖い、迷惑と思ってくれるようにする。でもキャラは可愛い方がいい。」
「エピソード減らして、顔のアップ増やすか」
「キャラクターを作ることと言いたいことを一体にして考える。絶対こいつこれ言うなとか。」
「キャラクターを作ると考えるのではなく、昔からそこにいた人と出会う。仲良くなって、どんな人かと考え、他者としてよく知ることが大事。」
物語の根幹になるキャラクターをどんな風に皆さんが作るのかワクワクしています。
1年間、よろしくお願いします!