課題5 ネーム感想
遅くなりました。力不足により短くですが、感想を書かせて頂きます。
やながわけんじ「リンゴ」
ナイフという道具で一貫してストーリーが作られていて分かりやすいです。人魚姫の表情が細かく描かれていると思います。4, 5ページの流れが可愛そうですがコミカルで良かったです。
大須賀健「筆談!伝われ!最後の夜!!」
ギャグからの切ない感じに切り替わるのが印象的です。このノリからこの結末になるとは……。王子様のキャラクターが良かったです。
赤い氷「人魚姫と天玉丼」
王子よりご飯、な人魚姫のなんとグルメ漫画でした。食べ物の魅力が伝わってくると思いました。
ぼんち。「水の泡沫。」
言葉では本心が測れないものの、お互い実際に行動にしたら大変なことに……。いろいろな気持ちを感じさせる結末でした。
阿山カンフー「もっこす人魚姫」
主人公が個性的でかわいいです。そういう言葉があるということで性格に説得力がありました。ギャグもテンポよくて分かりやすかったです。
あい乙いなびこ「ナナ、人間を好きになる」
子供の可愛さが伝わってきました。人魚は水の生き物だからこれも面白いという感覚なのかな……?と思いました。
高月晃太「にんぎょひめ」
キャラクターもお話もかわいいです。人間に声がなければという結論になるのはなぜ……でもそれを魔女に頼みに行くオチは面白かったです。
たにかわつかさ「方向音痴の人魚姫」
海の中の景色の描写と展開のダイナミックさで、ファンタジーな冒険という感じがすごく出ていて素敵です。
ヤギワタル「人魚は海に帰れない」
設定が面白かったです。書き記されない連鎖を断ち切ってはいるものの、次の人に託すしかないというのは悲しいですね。
山岡兄弟「人魚姫」
演出にこだわりを感じました。「別に普通ですよ」のタカ君がちょっと怖いので、何かがあるのかと思いました。
形井中へい「あの夏、いちばん愚かな海。」
軍服人魚姫かっこいいです。死んだウィリアムは環境問題に感心がなかったということなんでしょうか。
くまのぶ「リトルカレッジ」
優しいお話で、ほんわかした雰囲気が絵の感じとマッチしていてよかったです。
藍銅ツバメ「人魚の三文小説」
会話がおしゃれで楽しかったです。片方が無頓着なパターン、じれったくて良いです。
ほりい泉「GAME」
条件を満たさないと泡になって死ぬ……確かにゲーム的な状況でした。全力でそういうノリをやっていて面白いです。
ねりけし「ぜってぇ泡になんてならねえ人魚姫」
ぶち切れからの姉達からナイフを貰うまでもなくやってしまっている展開、あとキャラのやり取りがハイテンションで面白かったです。
桐山「あの子に」
キャラの動きや表情が魅力的だと思いました。最後の飲み物は、人魚姫の泡が入っているということなのかな?とはっきりしないまま読んでしまいました。
カネゴン「王子様とイチャイチャ♡」
海鮮ギャグエロVRにハマっている人魚姫の話。人魚が焼き魚定食を食べているのが一番面白かったです。
中山墾「姉は、人魚姫40歳」
13~15ページの光景が良かったです。最後のページの「めがねを海の世界に落としてくれて」がちょっと唐突で、めがねがもう少し印象付けられていると納得感があったかもしれません。
藤原ハル「人魚の選択」
展開がドラマチックで面白かったです。不老不死にさせるというのは感覚的にあまり良い結末を予感させないので、自分が諦めることへの意趣返し的なことがあるのかも……と思いました。
深田えいひれ「代償」
表情がよかったです。主人公が良い感じに辛辣で、理不尽な取引を持ちかけている側とはいえ魔女に肩入れしたくなります。
アキオ「後悔」
身に覚えのある心情が描かれていて、共感できる内容だと思いました。「十年」という数字がどんと出てきて怖いです。
ひむか「ハッピーエンドの向こう側」
素敵な結末になっていて良かったです。王子様も自分の姿を変えることに対する嫌悪や恐怖を感じることはなかったのか気になります。
明青りんご「Flower of Bubble」
マリーを呼んでくれ、という台詞の後にシャボン玉が描かれるのが悲しいです。もの悲しくも綺麗な感じが原作のお話のラストの部分を思わせます。
はやしなおと「人見知り人魚」
自力で薬を作っていくというのは熱い展開だと思いました。一人で考えたい人魚姫が魔女の元へ向かおうと思った変化、薬を作れるようになるまでどのくらい掛かったのか、など、色々と知りたくなります。
素敵な作品を読ませていただきありがとうございます。
言語化…難しいです。次は、早めに、もう少し掘り下げた感想を書けるようにしたいです。