avatar

投稿サムネイル

ひら☆マン6期さんばメモ(5/14 鶴谷香央理 先生)


ひらめき☆マンガ教室の5期・6期聴講生である、私、さんばが、
昨年度(5期)の制作生が「壇上では緊張してしまい、FBをうまく受けられない(大意)」とぼやいていたのが心に残っていたので、助けになれることを考えた結果、今年度は、講義メモをまとめて公開することにしました。
  
内容:ざっくり講義内容・アドバイス・課題FBまとめ
※5月22日にnoteに掲載した内容を体裁を整えて再掲しています。

 
第2回講義 ゲスト講師 鶴谷香央理先生
鶴谷香央理_Wikipedia

目次

 ①ブログの意図/前提の確認
 ②講義部分
インタビュー部分
  インタビュー(トピックのみ)
  質疑応答(質問のみ)
  アドバイス
・課題講評会(ネーム/完成稿)
★ネーム講評/完成稿講評
★講評会での質疑応答
③今回のまとめ
  講義全体通して重要と感じたところ

 

①ブログの意図/前提の確認

【ブログの意図】

・ひらめき☆マンガ教室の各講義は、
「ゲスト講師へのインタビュー」→「作品講評」となっている。
・インタビューや各制作生への講評時のアドバイスには、
ゲスト講師の「ポリシー」や「イズム」が通底していると感じる。

→だから、講義メモを通して、それをあぶりだしたい。

・基本的には同じ内容を別の言い方で言っている部分を、そこをピックアップしているつもり。
 制作生の先生からのアドバイスのへの理解の補助線になればいいとおもう。

  

【すべての講義の前提】

ひらめき☆マンガ教室の講義すべてに通底するのは「ひらめき☆マンガ教室必勝法」だと理解しているので、記載!

ひらめきマンガ教室必勝法(重要順)

☆意地でも完成させる。
☆何度もやる。何度も失敗する。
☆積極的に行動する。
☆理由を説明できるようにする。→自分がやってることを理解する。
☆ゴールから逆に考える。
☆他人の表現を観察し採り入れる。
☆思い込まない。(かもしれない運転)

 

【メモの前提】

・各個人に対するFB内容の具体はメモしない。
・できるだけ「考え方」の部分での指摘をメモしていく。
・さんばが主観的に「大事な指摘」だと思ったことを書く。(真に重要な指摘かは判断せず、聞いてて個人的な観点から重要だと思った指摘を書く)
・「他の人もそうなんですけど~」という言い方から始まるアドバイスを主に書き起こしていく。

 

 

 

②講義部分

インタビュー部分

【インタビュー内容】(トピックのみ)

★連載が始まるまでの10年
>担当さんがついており、ネームを描いていたが、だんだん流れでネームを描いているようになってしまった。
>「他者のアドバイスを聞いて行動する」ができなくなる。「心機一転」ができなくなっていく。
 >きっかけがあり、「心機一転」媒体を変えて、連載につながる。
 ★連載で学んだこと
>日常系マンガの「プロットの作りこみ」は大切な作業。
>マンガは興味を引き続ける必要があるので、筋は大事。
>背景の書き込みに関して(鶴谷先生の場合は「味方になる」)

 

質疑応答(質問のみ)

①ネーム時点で、描ける話と(読むのが)好きな話の仕分けができない
②「メタモルフォーゼの縁側」想定読者は?
③アイディアを「筋」に落とし込む過程を教えてほしい。
④プロットからネーム時点でのセリフの精度を上げる方法
⑤キャラの叙情性とキャラ強調の兼ね合い
⑥モブキャラの描き分けの度合い
⑦自分のマンガを好きになる方法
⑧「作品を客観的にみる」視点は?

 

アドバイス

・マンガ喫茶でバイト。あるマンガを全部読む、おススメ。
 ・コマの数、吹き出しや書き文字の位置は「読みやすさ」にこだわる。
 

 

課題講評会(ネーム/完成稿)

 

★ネーム講評/完成稿講評

全体ネーム講評:みんな上手くなっている。選定に困る。 (さやわか先生)(さんば加筆: 第二課題の要求についての言及を要約すると以下)
「嫌いさを説明する事」「どのように嫌いなのかが説明できている」「説明をエピソードで語ること。」

・「モノローグはセリフより一段上の(レイヤーの)公のもの(=メタ)なので、読者にさらに説明が必要な内容を書かないほうがいい。」
・「ココわからないかもしれない」と常に予測して物語をつくる
 ・モノローグは冷静さがでてしまうので、モノローグなしでシーンの強さを強調する方法もある
・「作ってて途中でわからなくなった」困ったら、シンプルにする方を選ぶ
・テンプレを使ってもテンプレとして読んでもらえるかは保証がない。
・説明の重複を避けよう。削る勇気を持とう
・共通理解で無いかもしれない状況等を、共通理解としたママで物語を進めていると「わからない」が発生しやすい。
・視点が頻繁に切り替わると、読者が内容についていくのが難しくなってしまう。
・筋と演出が噛み合ってない。演出の意図(記号的な意味)を理解して、つながり(ながれ)を意識して演出をつかおう

★講評会での質疑応答 

質問:見せ場以外の描き方が難しい
→つなぎを面白くしない。慎重に書く(他のマンガのつなぎを意識して読んでみよう)
キャラクターは見せ場以外も見せ場も変わらず一貫してるはずなので、そのキャラらしさを考える。
質問:テンプレの域から出るには?
→キャラの固有性とそれらが噛み合うエピソード(思い出)があるとテンプレから脱却できる。
質問:テンプレと「読者にわかる」の塩梅・バランスはどのようにしたらいいですか?
→キャラを好きになる。人間らしさを加えるといい。

 

 

 

③今回のまとめ

講義全体通して重要と感じたところ

★鶴谷先生の言葉から
・鶴谷先生のキーワードだと思ったこと
>精度を高める
意図:「らしさ」の(読者の)納得感を高めるために、手癖等で描いてしまった、「演出に合わない・キャラに合わない」違和感を客観的視点での確認で一つ一つつぶしていく作業をする。
>演出と物語の合致
意図:その物語に必要な事がそろっているかの確認。
>満足感
意図:「~~できない」ならそれを補うだけの「何か」をして、読者にサービスをすることで、読者に満足してもらう必要がある。
・鶴谷先生の演出インストールの仕方
>満足感や醍醐味があったときに「なぜそのように思ったか」を考える

★大井先生の言葉から
・自分ができたことをひっくり返していくと、積み上げができない。
>「このマンガで何をやるのかの正解」を自分で出した後に、 メタ目線で「確認して、説明できる」ようにするべき。メタ目線で「確認して、ブラす」はNG。

★さやわか先生の言葉から
・「自信を持つ」自分の作品を愛する!

 

(補足)

・興味深かった点
>鶴谷先生は設定や企画を「読ませる物語」にする部分が言語化されている
・まとめ方について
>メモ段階でも、他受講生に飲み会で見せると、抜け漏れを指摘してもらえる。

 

 

 

以上!ざっくりまとめでした。完成させたから、とりあえず、ヨシ!
当日メモ取る+後日アーカイブ動画視聴でまとめを作成…やはり、さっさっとが難しいです。
鶴谷先生の制作生への具体的アドバイス、「どこをどう直したらいいか」がわかりやすくて素晴らしかったです。
そして、まとめを作りながら、アドバイス内容を見返すと、1つ筋の通った考え方に基づいているなと思いました。
そのことが「伝わるような」まとめなっているといいなと思います。

 

 

さんば

前の記事へ
avatar
次の記事へ
Pin

そのほかの記事

投稿サムネイル

ひら☆マン6期さんばメモ(8/5 ばったん先生)

感想 レポート

投稿サムネイル

ひら☆マン6期さんばメモ(7/9 さやわか 先生 振り返り①_ひらめき3)

感想 レポート

投稿サムネイル

ひら☆マン6期さんばメモ(7/8 椎名うみ先生)

感想 レポート

投稿サムネイル

初回授業(さやわか先生のオリエンテーション)

感想 レポートその他