ひらめき☆マンガ教室 課題3_ネーム感想 その2
こんにちは。ごごいちです。
この文章は、ひらめき☆マンガ教室 課題3「肉体的接触があるクライマックスを名シーンのように描いてください」に提出されたネームを読んだ際の感想です。課題3は28作品のネームがあり、読みやすさのためにその1、その2、その3とページを分けています。
ひらめき☆マンガ教室 課題3_ネーム感想 その1はこちら。
ひらめき☆マンガ教室 課題3_ネーム感想 その3はこちら。
以下、課題3のネームの感想 その2です。
きぬばり『本草狂!久佐の煎じ薬』
12-13ページはレシピマンガ的な要素があって解説マンガ的に面白かった。
13ページの5コマ目の薬草が並んでいるところは、ペン入れされたらどんな感じになるか楽しみ。
ギュッと要素が詰め込まれていて、読み進めるのに時間がかかった。
あい乙いなびこ『お酢』
2ページ3コマ目の「お酢とは神」という提示がどんな話の展開になるか気になって読み始めた。
仮に分類すると栄養指導系のマンガだとすると、もっと栄養系の豆知識があっても面白いかも。
大切なものは目に見えないというセリフにお酢がどう関連するのかはよく分からなかった。
かわじろう『ロボ』
星新一の短編小説を読んでいる感じがした。
7ページの1コマ目の上からの構図で、ちゃんと子どもの顔が見えているのがすごい。
次のコマでロボットの表情がちゃんとわかるのもいい。
8ページの最終コマでくっつくロボットがかわいい。
やながわけんじ『私立は友達じゃない』
3ページ、4ページの方言かわいい。
7ページ目の米粒を取ってあげて、ぱくっと食べるのが可愛らしいのと、甘酸っぱいのとこの後の布石になっててとてもいい。
11ページのソフトクリームの上と下が分離して飛び散るのあるあると思いながら読んだ。
13ページの4コマ目の表情と、5コマ目の「アイスついとるよ」で、美味しい展開きた!となって、7コマ目の舌のアップがとても色っぽくて、14ページの1コマ目がものすごくエロい。めっちゃいい。
その後、男の子がドギマギしているのも、とても可愛かった。
桐山『そこにAIはあるんか』
5ページの2コマ目でヒロインが言及することで、主人公が絵師だとふんわり理解した。その前のページでは学習元とは言われているけど、この主人公が絵を描いているかどうかは分からない気がする。
5ページの3コマ目のヒロインに対するマイナスな感想がまさか最後に効いてくるとは思わなかった!
8ページ目で俺の絵を学習させたAI絵師がいてという、2ページ目の5chの書き込みがここにかかってくるという意外性があった。
9ページの1コマ目のヒロインの表情がいい。
10ページの1コマ目や14ページの1コマ目から手の接触がメインかと思っていたら、15~16ページでまさかの性別違いと言う展開で、これは驚きがあってとても面白かった。
カネゴン『趣味』
顔があまり描かれていなかったので、セリフがどちらがどちらのものか分かりづらかった。
4ページ、5ページの展開は、天丼っぽくて面白かった。完成稿でどんな顔になるか楽しみ。
mangatime007『ご機嫌いかがですか敬丘千鶴さま(2通目)』
話の展開がうまく読み取れず、最後に狐葉さんが押し倒された?ことは読み取れた。
七井一汐(なないつ)『2人の孤独』
1~2ページで、謎の病気が流行って3年経ったというところで、新型コロナの流行を想起した。
2ページ目の防護服の人たちの描写で主人公だけ耳があると気づく。
9ページ目の、アザ症の原因の仮説を言うところが2人だけの秘密を共有している感じがした。
11ページの1コマ目の骨でアザができているシーンはゾワっとした。普通の手じゃなくて骨というところが演出が効いているように思う。
14ページ「呪いに負けちゃダメだよ」というセリフは、一言で男の子の行動を止めるには、いいセリフだと思った。
藍銅ツバメ(らんどうつばめ)『フルーツ王国のイチゴちゃん』
1ページの5コマ目のセリフで、リンゴ太郎のキャラ立ちがすごい。2ページの5コマ目で、感情表現を果汁で表現するのは新鮮!
3ページ目の欄外のキャラ説明でまさかの設定が書かれている…!
4ページ目の6コマ目のいちごちゃんのアップの表情がよい。そこから、5ページ目はセリフなし、果汁を涙に見立てて、それを舐めて感情を表現しているのが凄いなぁ。涙なのに果汁だからなんか背徳感がある。