ひら☆マン6期さんばメモ(4/9武富先生)
ひらめき☆マンガ教室の5期・6期聴講生である、私、さんばが、
昨年度(5期)の制作生が「壇上では緊張してしまい、FBをうまく受けられない(大意)」とぼやいていたのが心に残っていたので、助けになれることを考えた結果、今年度は、講義メモをまとめて公開することにしました。
※4月23日にnoteに掲載した内容を体裁を整えて再掲しています。
第1回講義 ゲスト講師 武富健治先生
武富健治_Wikipedia
目次
①ブログの意図/前提の確認
②講義部分
・インタビュー部分
インタビュー(トピックのみ)
質疑応答
・講評
主語が「みなさん」だった指摘
③今回のまとめ
①ブログの意図/前提の確認
【ブログの意図】
・ひらめき☆マンガ教室の各講義は、
「ゲスト講師へのインタビュー」→「作品講評」となっている。
・インタビューや各制作生への講評時のアドバイスには、
ゲスト講師の「ポリシー」や「イズム」が通底していると感じる。
→だから、講義メモを通して、それをあぶりだしたい。
・基本的には同じ内容を別の言い方で言っている部分を、そこをピックアップしているつもり。
制作生の先生からのアドバイスのへの理解の補助線になればいいとおもう。
【すべての講義の前提】
ひらめき☆マンガ教室の講義すべてに通底するのは「ひらめき☆マンガ教室必勝法」だと理解しているので、記載!
ひらめきマンガ教室必勝法(重要順)
☆意地でも完成させる。
☆何度もやる。何度も失敗する。
☆積極的に行動する。
☆理由を説明できるようにする。→自分がやってることを理解する。
☆ゴールから逆に考える。
☆他人の表現を観察し採り入れる。
☆思い込まない。(かもしれない運転)
【メモの前提】
・各個人に対するFB内容の具体はメモしない。
・できるだけ「考え方」の部分での指摘をメモしていく。
・さんばが主観的に「大事な指摘」だと思ったことを書く。(真に重要な指摘かは判断せず、聞いてて個人的な観点から重要だと思った指摘を書く)
・「他の人もそうなんですけど~」という言い方から始まるアドバイスを主に書き起こしていく。
②講義部分
【インタビュー内容】(トピックのみ)
★大学での成果について。
※昨年1年間は大学で教鞭をとっていた。
>大学生とひらめき☆マンガ教室生の相違点。
>武富先生の大学時代。
★商業デビューから初連載開始まで
>デビューまではアルバイト&アシスタント
>デビューから連載に至らなかった理由は?
★連載開始後の変化
>連載開始前の気づき
>「鈴木先生」で変わったこと
>「ハニワット」の準備期間に変わったこと
質疑応答+アドバイス
・ネームは「面白いことを説明する(設計図)」なので、ラフでも「(没入感を持たせる必要があるから)見た人の感情を揺さぶるぐらいの絵柄で」、「自分のマンガを知らない人に見せること」を前提に、「どういうマンガで何が面白いのか」が伝わるように描く。
・ネームの切り方:「プロット作ってから、ネームを切る」を何度か往復すると、話の規模とページ数がきまる。
→point:プロットは最初に山場が決まってるので、そこから逆算して作っていく。
・(上記の山場の話から)クライマックスシーンの発想方法:やりたい、見たい作品がないフラストレーション
・軸足(=クライマックスシーン/山場)を動かさずに、他を逆算で設計する。(ゴール(=目的地)を変えないという意味で旅行と一緒)
・ネームの読み返しは何度でも。(流れるか?を確認する)
講評
主語が「みなさん」だった指摘
・マンガは最後まで読ませたら勝ちなので、読者にとって、難しい(わかりにくい)部分を作るときは、他要素をわかりやすくしないと、めっくてもらえない。読んでもらえない。
・「課題文への理解をしよう」の指摘が多かった。
・他マンガをマネして勉強するときのコツは、自分が苦手な「普遍的なマンガ文法」を観察すること。
・自己紹介マンガになってるか?(by武富先生)
→point:読者が「ここは現実に起きたことをフィクションにしているな」と察せられるようになってるか?
・「説明しないマンガ」は話がシンプルになってしまいがちなので、「ありがちな話」になるというハードルはある。
・「ある(はずの)ものをなくす」ということは、「その他の補填する必要がある」
・一般的なマンガに「画面が似てくる」ことが最終的には正しい。
→point:他のマンガの文字数を1ページ/1コマ毎で数える。そして、それを参考に、自分のマンガのセリフ量や文字を画面に合わせて調整しよう。
・課題こなす時の優先順位は ①次回ネーム ②今回完成稿
…でも、さっさとネームをやって完成稿を上げよう。
→理由:次回ネームを上げないと、2回分のFBを失うから。
・ギャグとコメディの違い「笑わせることがメインかどうか」=物語との主従関係。
→point:ギャグは「笑わせることが目的」コメディは「笑わせることが付属(物語を読ませる目的の道具)」
・吹き出し縦長問題/時間経過わからない指摘/級数小さい問題
・アドバイスを受けて直す経験をしよう。
・おもいつきネーム(16ページ未満)をいっぱい書いて、16ページに構成しなおす。(by大井先生)
③今回のまとめ
・講師陣の立場(指摘の前提)は「どう変更したら(商業で)読者が読んでくれるか?」
・さやわか先生の一言目はFB内容のまとめになってるので、そこを主軸にFB聞くとわかりやすい。
・制作生の皆さんが壇上で話すとき、課題を描いた時に「考えてたこと/つもり/やりたかったこと」が回答できるといい。
→理由:壇上で対話が成立して、その場で作者の意図を読者に伝えるためのアドバイスをもらえるから。
以上!ざっくりまとめでした。
完成させたからとりあえず、ヨシ!
当日は10時間の熱い講義、私は私用で途中から退席し、後日アーカイブ動画視聴でまとめを作成
→他受講生にご確認修正……かなり時間かかりました!
もっと早くまとめないと!参考資料として効果ないだろ!と思いましたので、早く終われる方法を試行錯誤します……!
さんば