初恋こあらちゃん
提示された人物が好きな漫画の傾向とプロフィールを組み合わせたところ、
「平凡な日常が変化することへの憧れを抱いている、毎日の仕事で疲れているので癒されたい、現実逃避したい」人物像が浮かびました。
そんな人物が、仕事終わりに何気なくスマホで漫画を読もうと思った時に、面倒にならずに読み進められるような、気持ちがほぐれるような癒し系漫画を目指しました。また、控えめな主人公の元に女の子が現れることによって日常が変化する物語となるように意識して描きました。
「つかみ」ということで、なるべく最初のページでこあらちゃんを出したかったのですが、主人公の空虚な日常を最初に描く必要があると思い、このようになりました。
登場する兄妹について
妹は普段は動物園の飼育員をしていて、こあらちゃんの生活をサポートをするという設定で生まれたキャラクターです。今回少ないページだったのでさらっと出てくるだけになっています。
兄は、曜一朗が密かに想いを寄せている相手で、「自分は結婚できない」「こあらちゃんに恋愛感情を向けない」という理由になっている重要なキャラクターです。
学生の頃に考えていたキャラクターとタイトルなのですが、某漫画とタイトルのイメージが被ってしまっていて既視感があるかもしれません…
他に良い案が思いつかなかったので、当初のままの仮タイトルとして表記しています。
想定媒体 ジャンプ+
★反省点
時間配分の読みが甘く、課題1の作画に時間がかかってしまい、課題2のネームはほとんど練ることができていません。後で修正するつもりで、取り敢えず思いついたことをそのまま描いています。途中のページでまた詰め詰めになってるので直したいです。

課題1でほとんどネームを直せなかったので、今回は先生方のアドバイスを元に、不要と思われる部分を思い切って削除・変更することを目標にしました。冒頭は、課題で提示された「つかみ」を優先する為に2Pほど削りました。
途中で登場する兄妹も、すぐに帰るだけとなりバタバタした印象になってしまうことと、主人公とこあらちゃん2人だけの方が本来の孤独感が際立つと考え、削りました。(コメントで兄妹のことを褒めていただけて嬉しかったので、もし今後この話を描く機会があれば、しっかりと描きたいです)
また、「冒頭は少し気に入っていたのですが…」と先生方への質問文に記載したところ、大井先生から「気に入ってるシーンは何か作品に意味があるかもしれないと思って、生かす方向でいいかと思います(効果のないコマは削りつつ)」とご回答いただきました。
このことから、なぜ自分が冒頭の描写を気に入っていたのか、なにか意味があるのか、改めて考えてみました(なんとなく描いていたので)。
例えば多忙な会社員が仕事をサボるところから始まってもなんの差支えもない(むしろ課題で提示された人物に近い)はずでした。
当たり前の前提になってしまいますが、多忙で辛いのと、暇で辛いのは全く別物だと感じます。暇で平和で穏やかな毎日は、永遠に続きそうだと錯覚してしまう、気が狂いそうな静かな地獄だと思います。独りの日常には限界があり、他者が介入することで、新しい視点から毎日を体験できる。こあらちゃんの訪れによって変化する日々を描いていきたかったのだと思います。
オーストラリアの日差しについての文章も、過去に自分がオーストラリアに旅行した時に感じたことなので残しています。コアラは2回抱っこできました(爪が食い込んで痛かったです)。大人のコアラは毛がゴワゴワで子供のコアラはふわふわでした。
補足なのですが、後から調べたところオーストラリアにタヌキは生息していないそうなので、タヌキの長老が変化の技を伝授する為に旅をしているというコマを追加しました。