(元の企画文)
中学生の時に軽いいじめを受けた主人公(女)は、高校では友達を作れずにいた。
押しの強いギャルに「友達になろう!」と言われ仲良くなる。
彼女は地方新聞で事件になったスポット(店員のハラスメント事件、事故現場、火事の跡、自殺スポットなど)で記念写真を撮る、通称「不謹慎巡り」が好きで、主人公は断り切れず付き合うも、彼女の被害者への慈しみの思いに気づき、好きになる。
偶然、彼女の日記から「彼女は家族からの虐待を受けており、借金もあり、家族を殺して自分も死ぬ」計画を立てていることを知る。その計画において主人公は「目撃者」の役割だった。
主人公は、彼女の計画をくいとめ「本当の友達」になろうとする。
(ブラッシュアップ後の企画文)
内申点のことばかり気にする真面目な中3女子が、ジャーナリスト志望の一見不気味だが大型犬っぽい同級生女子に引っ張られ、事件や不祥事のあったスポットを巡る、通称「不謹慎巡り」に出かける。
ーーー
企画文を講評していただいた際、
・「不謹慎巡り」というワードはいい(他はダメだけど)
・「押しの強い女子がどんどん壊れていく」嫌な感じの話にすれば良い
・「不謹慎なこと=悪いことをするという話なので、最後は不幸な目に合うのがいい」
などアドバイスをいただきました。
また、静脈先生の課題文の「基本的には『商業媒体で連載を勝ち取るための企画』を考えてもらってます。」という課題文の要件も満たしたかったので、「押しの強い女子が壊れていく」展開だと、2話以降も「不謹慎巡り」を続けていく展開を作りにくいと思ったため採用せず、「最後不幸な目に合う」というアドバイスは使わせていただきました。
また当初、プロット前の段階ではホラー的な要素を取り入れようと考えましたが、
私のホラー漫画の文法の理解も絵の表現力も不足しているため、2人の人間関係の物語にしました。
ーーー
(あとがき・反省点)
・全体的に、この話でやりたいことが整理できないままネームを描き始めてしまったと思います。必要な場面・重要な場面の取捨選択が、まだ上手くできていないと思っています。
・連載を意識して成立させたかったのは、①一見して不気味な女子に「不謹慎巡り」に付き合わされる主人公を成立させることと、あまりに露悪的な描写を避けて②「実際にはそれほど悪質ではない」点、この2点を両立させることに注力しました
・↑を優先した結果、主人公「ユミ」と「沼津」のキャラの掘り下げが不十分なまま、ネームを描き始めてしまった…と思っています
・企画文にある、ユミの「内申点ばかり気にする」と、沼津の「大型犬っぽい」という設定はネームを描いてから思い付いたものです。この辺りを前提に組み立てなおすのが良さそうだ…と今の段階では思っています。
以上です、お読みいただきありがとうございました。
(元の企画文)
中学生の時に軽いいじめを受けた主人公(女)は、高校では友達を作れずにいた。
押しの強いギャルに「友達になろう!」と言われ仲良くなる。
彼女は地方新聞で事件になったスポット(店員のハラスメント事件、事故現場、火事の跡、自殺スポットなど)で記念写真を撮る、通称「不謹慎巡り」が好きで、主人公は断り切れず付き合うも、彼女の被害者への慈しみの思いに気づき、好きになる。
偶然、彼女の日記から「彼女は家族からの虐待を受けており、借金もあり、家族を殺して自分も死ぬ」計画を立てていることを知る。その計画において主人公は「目撃者」の役割だった。
主人公は、彼女の計画をくいとめ「本当の友達」になろうとする。
(ブラッシュアップ後の企画文)
内申点のことばかり気にする真面目な中3女子が、ジャーナリスト志望の一見不気味だが大型犬っぽい同級生女子に引っ張られ、事件や不祥事のあったスポットを巡る、通称「不謹慎巡り」に出かける。
ーーー
企画文を講評していただいた際、
・「不謹慎巡り」というワードはいい(他はダメだけど)
・「押しの強い女子がどんどん壊れていく」嫌な感じの話にすれば良い
・「不謹慎なこと=悪いことをするという話なので、最後は不幸な目に合うのがいい」
などアドバイスをいただきました。
また、静脈先生の課題文の「基本的には『商業媒体で連載を勝ち取るための企画』を考えてもらってます。」という課題文の要件も満たしたかったので、「押しの強い女子が壊れていく」展開だと、2話以降も「不謹慎巡り」を続けていく展開を作りにくいと思ったため採用せず、「最後不幸な目に合う」というアドバイスは使わせていただきました。
また当初、プロット前の段階ではホラー的な要素を取り入れようと考えましたが、
私のホラー漫画の文法の理解も絵の表現力も不足しているため、2人の人間関係の物語にしました。
ーーー
(あとがき・反省点)
・全体的に、この話でやりたいことが整理できないままネームを描き始めてしまったと思います。必要な場面・重要な場面の取捨選択が、まだ上手くできていないと思っています。
・連載を意識して成立させたかったのは、①一見して不気味な女子に「不謹慎巡り」に付き合わされる主人公を成立させることと、あまりに露悪的な描写を避けて②「実際にはそれほど悪質ではない」点、この2点を両立させることに注力しました
・↑を優先した結果、主人公「ユミ」と「沼津」のキャラの掘り下げが不十分なまま、ネームを描き始めてしまった…と思っています
・企画文にある、ユミの「内申点ばかり気にする」と、沼津の「大型犬っぽい」という設定はネームを描いてから思い付いたものです。この辺りを前提に組み立てなおすのが良さそうだ…と今の段階では思っています。
以上です、お読みいただきありがとうございました。