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商談だってうまくいく

tomikashi

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商談だってうまくいく

人生初のデジタル(クリスタ&ペンタブ)で作成しました。
完成稿については十数年ぶりの作成です。
デジタル作業の勉強も必要だったため、ご指摘いただいた箇所以外で大きな変更はしておりません。

○ネームからの変更点

前回の講評を受け、下記の点を修正いたしました。
・1p 主人公(部長)の最初の呼びかけを変更
 「みんな」⇒「サトウくん タカハシくん」
・1p 部下のセリフの最後に「部長」を追加
・3p 最初のコマを主人公が仕事モードから切り替わる描写を追加
 修正前:時計を見て時間を確認する
 修正後:「つかれた…」のセリフと目をつぶった表情
・3p 次ページにあった「邪魔だな」のセリフを前のページに変更
 ※前回の講評回後の打ち上げでも、「邪魔だな」のセリフが次ページだと事故現場を見ても気に留めないサイコパスに見えてしまうとの指摘があった。ネーム時点では、0.5秒ぐらいの時間が空く描写と思っていたので致命的な欠点だったと思われる…
・4p 下のコマを変更
 修正前:歩く描写
 修正後:「えっ…」のセリフと、少し驚いた主人公の顔
・5p 1コマ目、3コマ目、5コマ目の主人公の額に汗を追加
・5p 3コマ目を追加,
 修正後:急いで走る横顔(集中線、走る音)
・5p 5コマ目の主人公の振り返る線を大き目にした
・6p 3コマ目を変更
 修正前:黒ベタ
 修正後:駅の改札の絵


○その他の変更点および、完成稿でこだわったポイント
・2p 最後に時間経過を表す縦長のコマを追加
・4p 大ゴマで、人物が多い場面なので、主人公の輪郭を太めに強調した。
・4p 大ゴマで、歩道と車道を区別するために、歩道側は線でアミを描いた。
・6p 2コマ目の主人公の表情。細かい陰影を線で強調し、驚き、また罪悪感をもってしまったような表情にした。
・6p 3コマ目の背景。模写だが、(自分にしては)細かく描いた。


○描いた感想・気になる点など
▼場面や心情の切り替えが、早々と変わりすぎている気がする。
・1p→2pの会社から外への切り替え
・2pの、「(子供のために)早く帰ろう」⇒「人だかりにいら立つ」の感情の変化
・6pの、事故現場を目撃してウロタエたのに、すぐに改札を通ったというテキストに移る

当初、作業時間の都合で少な目のページ数にしたのがアダとなったが、丁寧に描写するとどのような描写になるか、まだ考え付かない…

▼トーンをほぼ初めて使った
・2pのプレゼントのコマのスポットライト的なやつ
・4p,6p の道路
・事故現場の血痕に気付いたときの主人公の背景(ノイズっぽいやつ)

なんとなくどれも素人っぽい使い方な気がする。効果的な使い方を勉強したい。

▼クリスタの標準の吹き出しも初めて使った
吹き出しの形状が均質で、手書きの細かな表現(うまく言えない)がアナログと違う印象。
今作は、不気味な感じが強調されて悪くないと思ったが、プロの方は使い分けたりするのだろうか?
個人的にはまだきれいな丸が書けないので便利ではあるが…


以上です。長文失礼しました。

商談だってうまくいく

今年に入って2回ほど、作中に近い体験を2回ほどしてしまったため。これは、描かないといけなさそうだなと思いました。
思った以上にショックだったみたいで、作業中なぜか涙がでてくる始末で、作品作り自体が供養みたいな感じになってしまいました。

—-
▼読者にどんな気持ちになってもらいたいか
・ズーンと重い気持ちになってもらいたい…(申し訳ないです…)
・ハッキリと狙っていたわけじゃないですが、なにか縁を感じてしまった人を供養することが難しいのが今の社会(と言うと大げさかもしれないが)の問題かなと思っているため、弔いたい気持ちがあるのに弔えないという感情にかかるような作品を目指しました。

▼気になった点について
・ほとんど主人公しか出てこないが、オジサンのキャラが同じ人物にみえるかどうか?(最初は手本となる資料を見つけたのだが、悲しい顔などがない手本だったため、キャラの同一性を作るために無理やりまつ毛に特徴をつけたました…)
・知らずに「邪魔だな」と思ってしまったオジサンと、事故現場の騒然とした感情がクロスする感じが上手く表現できていれば嬉しいです。
・歩く(走る)表現は問題ないか?3回も書いてしまったが。

▼その他
・外出先で作業しようとしたら、せっかく買ったペンタブを忘れてしまった。次回からクリスタで作業したい。
・毎回ギリギリで申し訳ない、スケジュール管理頑張りたい。