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新しい春へのダンス

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新しい春へのダンス

ネーム講評時、主人公(菜綱)がダンスを嫌いになった理由がはっきり描かれていないとご指摘があったので、
“過去にダンスに失敗して嫌いになった”ことを理由にして話を進めました。
また、クライマックスシーン(10p)から描き始めたことを評価されたので、そのシーンから連想・逆算しながら再度作り直しました。

今回の完成稿は二人の関係をピックアップしながら作りました。菜綱と杓ちゃんの掛け合いを中心に、
そこに菜綱の過去が挿入して、主人公の感情や気持ちが揺れ動くおはなしにできたと思います。
特に杓ちゃんがネームの時よりも、菜綱に対して、反応や行動を具体的に描けることができました。

前回の講評で、クライマックスシーンを決めてから描き進めていく時の注意点として、
大井昌和さんから「作者の思いつきで描くのではなく、作品から要求してくるものを描かなければいけない」と助言をくださりました。
そのことを注意しながら作っていたのですが、正直なところ、うまくできたかどうかわかりませんでした。すいません。
今でも頭では理解していて、体では理解していないような、モヤモヤ・チグハグとした感じです。
でも今回気づけたこととして、自分はマンガを描き続けなければいけないな、という直感が働いたことでした。
今後も無理せず頑張ります!!

新しい春へのダンス

ダンスに嫌な思い出がある女の子が再びダンスによって克服するお話です

<制作のはじまり>
今回のテーマで何を描くか考えている時、自分はキャラクター同士の接触表現が苦手なのがわかり、
『手をつなぐ』が限度でした。
それと、いままでの課題で男を描くことが不思議と多かったので、『女の子描きたい!』という欲求がありました。

『手をつなぐ』『女の子描きたい!』

この2つを考えていたら、自分の脳内で、川沿いで2人の女の子がダンスをしている情景が浮かび、
お!これだ!!となり、10pの絵が出てきました。
そこからキャラクターやストーリーについて考え、描き続けた結果、このマンガが生まれました。

<名シーンについて>
14p右上のコマをピークに、10pから徐々に盛り上がるように描きました。
その間に、『手をつなぐ』アップのコマをこれでもか!というぐらい何個も入れました。

<自分なりに応用してみたところ>
前回の授業で、見せ場と見せ場の間の谷間部分が描けないという悩みに関してですが、
以下3つが参考になりました。アドバイスありがとうございます!
(今回のマンガの場合、5p右上のコマ,7p右下のコマで意識してみました)

・ただ会話をしているだけのシーンを描く (さやわかさんのアドバイス)

・体全体、膝から上の体のシーン〔ミドルショット〕を入れる (武富健治さんのアドバイス)

・キャラにズームアップしてるコマが多いので、一旦カメラを引いてみよう (前回の飲み会時、中山墾さんのアドバイス)

<自分の武器>
・絵柄
・暇な時間に行っている妄想力
・絵を描くのが好き
・体力がある

さやわかさん 師走の翁さん 講評よろしくお願いします