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志摩先生とうるるちゃん

形井中へい

ギャル

形井中へい
志摩先生とうるるちゃん

想定媒体:グランドジャンプ

【修正点】
①20Pのコマワリ
めくりが連続して1コマページにならないように3コマに割ってリズムを作った。
②24P、25Pのコマワリ
山崎先生から佐藤を掘りすぎと指摘を受けたので、目立ちすぎないように大ゴマはヒロインが目立つような構図に変えた。

【山崎先生の指摘を直さなかった理由】
最後の先生と佐藤の会話シーンは、テンポが悪くなるため前ページに詰め込む形の方が良いとアドバイスを受けました。
具体的には佐藤の「1年マンガをがんばってみます」のセリフを25Pにテンポよく入れたほうがいいというアドバイスでした。
このご指摘を直さなかった理由は2つあります。

①佐藤はマンガの実力があっても進路は就職を希望する慎重な性格のため、その場ですぐには自分の意思を変えないと思ったから。

②最後めくりで入学願書を見せたいがために28Pで終わらせたかったから。山崎先生のアドバイス通りに直すと1P短縮してしまうため、エピソードの追加が必要になってしまう。しかしいろいろ考えたが蛇足になってしまうと思い、ネームの形を変えなかった。

青年誌狙いということで、ヒロインを内面も外面も魅力的に見えるように描きました。
ご講評のほど、何卒よろしくお願いいたします。

志摩先生とうるるちゃん

想定した掲載媒体:グランドジャンプ

アピール①
グランドジャンプ読者をターゲットに、青年誌向けの内容と、知識欲を満たせるシーンを入れました。

アピール②
読者のうまみは主に2つあります。
一つは応援したくなるギャルです。
二つ目は、見込みのあるギャルに主人公がリスペクトされたり頼られたりするところです。

アピール③
主人公とヒロインだけでなく、佐藤という第三者を加え、若者の問題にも少し触れました。
現実的で無欲的で、すぐあきらめがちな現代の若者に対し、アンチテーゼとしてこのヒロインを置き、ポジティブな化学反応を起こさせ、ドラマを展開しました。

私は受講生たちからたまに、女の子がかわいいとほめていただくことがありました。
ただ、ギャルがかわいいだけのマンガにはしたくなかったので、自分の経験を活かし、少しだけ社会的なテーマを盛り込みました。