はじめの第一歩
「うちで無理なら他のどこにも行けない」
「年齢的にもう厳しい」
そう言われてきた今までの私が、これから漫画という新しいフィールドにチャレンジする様子を
余命少ないお婆さんがダンスを始める物語に変換しました。
お婆さんを主人公にすることで、「もうどこにも行けない」と感じていた
閉塞的な自分の気持ちを誇張して表しています。
アスミは未来側(現在)の私です。
今でも大して状況が変わったわけではないですが、とりあえず止まっているよりは
楽しいと感じた事にチャレンジした方がいいよね、と思い、はじめを導くキャラとして立たせました。
この先どうなるか分からないなりに、まずは一歩踏み出したと思っています。
これから1年、よろしくお願いします。
期間内の土日とGWを使用して描きました。
ラストの舞台、アスミのキラキラした表情や描写に
力を注ぎました。
描く中で偶然はみ出たところ、消えたところが逆に
表現の発見へと繋げられた部分があり、
表現方法として自分の中にストックできればと思っています。
今の自分が描ける全力を出したつもりですが…
逆に全力すぎて自分の使える時間を全部割きすぎていると思います…。
また、トーンを貼るのが楽しいのですが、
物の立体感や奥行き、重さを表現しようとすると
どんどんトーン過多になって画面が重くリアル調に寄っていき、
拙い線画部分とちぐはぐになるので、どういうバランスで貼ったら
いいものか…という感覚がまだ掴めていないです。
うまく省力出来る線画&トーンバランスを見つけたいです。
来月からはGWというボーナスが無い、純粋に土日しか作業できない状態になるので
時間制限&現段階の技術の中でどう仕上げて見せられる画面に持っていけるか工夫が必要だと
感じています。
もっとキャラの絵をシンプルにし、世界観もシンプルでも見せられるように
持っていければ…と考えています。