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ゾンビに投げる石

ヤギワタル

ヤギワタル
ゾンビに投げる石

ネームの段階では「ゾンビか人間か?」という謎を後半まで残す作りになっていましたが、最初から「人間」だと明示する形に修正しました。

主人公が老人を正しく「人間だ」と信じている一方、悪ガキたちは「ゾンビだ」と信じているために敵対関係が生まれるという構図です。
この変更によってそれ以降の展開も大きく変わってきて、ネームとは全く別の話になりました。

前回の講義で水上先生から、直しが少なめで済むアイデアをいただいたのですが、個人的に一番大きな課題である「フリとオチが噛み合わない問題」を解消できるようになっておきたかったので、微調整ではなく大幅に修正するほうを選びました。1ページ目にフリの材料がすべて入っているということを意識しました。

その分、ネーム段階で個人的に好きだったコマや展開、キャラクターは、泣く泣く削除することになりました。が、物語の構成についての理解は進んだ気がします。

ゾンビに投げる石

犬の散歩に出かけるところで課題文を見たので、「犬の散歩」から連想を膨らませていきました。
今回は「ジャンプ+」(!)を想定し、主人公を中学生にしました。
これまでなんとなく、自分に少年誌は向いてなさそうだなあと思って避けてきた道ですが、一度は少年誌を想定して作ってみたほうが経験としては良いと判断して、「ジャンプ+」を日常的に読みつつ今回のネームを作成しました。