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私立は友達じゃない

やながわけんじ

やながわけんじ
私立は友達じゃない

・ネームの修正

めくりを「ちゅぷ」に対するリアクションに変更しました。自分の中ではネーム時の逆の効果が無くなり良くなったと思います。更に、そのリアクションに対する女の子のリアクションも付け加えました。

めくりの使い方を今まで間違っていたことが分かったので、次作からは最初から気を付けたいです。

あとは、コメディにしては笑える要素がもう一歩足りていないと感じていたので、「過剰さ」を意識してアイディアを足しました。(主人公の走り方とヒロインの泣き真似とオチ)

師走の翁先生の構図の話がとても心に残ったので、何を伝えたいかによって、カメラの位置を自分なりに考えて決めました。

・作画

背景をキャラクターの一つとして描くために、自分なりに記号化しました。

キャラの顔については、色気のようなものを残しながら、広い読者に好かれることを意識して調整したつもりですが、とても難しかったです。

・全体を振り返って

全体的に小さくまとまった漫画だと思いました。ストーリーを一貫させることに囚われすぎて、一つ一つのエピソードの重みが均等になっていることが原因だと思いました。

膝の擦り傷の処置シーンを色っぽい描写で掘り下げることでエピソードに重みを出せれば、幼少期の関係性とのギャップが際立って、もっと良くなるような気がしました。

以上です。よろしくお願いします。

私立は友達じゃない

「ほっぺたについたソフトクリームを女の子が舐める」というクライマックスをスタートに考えましたが、あんまりエロくならなかったので「指で拭ってから、その指を舐める」に変更しました。その一連の流れをクライマックスシーンとすれば、肉体接触と言っていいのかなと…。課題の意図と違ってたらすみません。

名シーンのように描くという課題に対しては、単純ですが「大ゴマにキャラクターの顔をアップで描く」という手法にしました。

自分はオーラルコミュニケーションで関係性を深める演出が苦手だなと思ったので、今回そこを頑張りたいと思いました。

商業誌に載るラインを超えているかどうかで講評して下さい。

よろしくお願いします!

 

自分の強みは、皮肉っぽいところだと思います。それがアイディアに繋がっている気がしています。

小学生の時は友達とお笑いコンビ(時々トリオ)を組んでいて、コントのネタ担当でした。振り返るとひどいコントでしたが、クラスメイトが優しくていつも笑ってくれてたので、間違った自信が育まれました。なので、今でも心のどこかで「自分は面白いんだ」という間違った自信があります。漫画を描いていると、ペン入れの段階で「いや、面白くないよ」と言う自分がやって来るので辛いです。今は読みすぎないようにする努力をしています。