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あのときの千円

大須賀健

大須賀健
あのときの千円

作り方は今までとは変えて、ケツから作ってみました。
 
「共感できる漫画ではない」「相手をもっと悪い奴にするのもアリ」という講評を受けて、今回は共感ポイントをつくり(腹が減った・金がない)、ハルトを悪い奴にしてみました。が、この主人公には共感できないというか、クレイジーな奴になってしまったため、読みにくい漫画になってしまったのではないだろうかと懸念しております。「ホラー作品のお化け視点」みたいな感じで見ていただければわかりやすいのかなぁと。。。
主人公は狂人で、ハルトは暴力男で、この二人だけではまともな人間が存在しない漫画になってしまうので、大人な視点を持ったミサキを投入しました。

主人公を入れ替えてみたり、ハルトと和解するネームも描いたのですが、熱が入らなかったので結局こうなりました。ここが落としどころかなと。

あのときの1000円を返せ

僕は中学生の時に1000円を同級生にとられました。その1000円(自尊心)を取り戻したいので、このテーマで何度も漫画を描いています。これで3回目の挑戦になります。
過去にこのテーマで描いた時には、僕の私怨が入りすぎて読み手が共感できないものになっていたので、今回は一歩引いて周りの空気感みたいなものを大事に描きました。思い出すと今でもあのときと同じくらいムカつくので、今回も私怨が入ってしまったかもしれません。

【あなたは創作の戦場にほうりこまれることになりました。あなたがそこで生き抜くために使えそうな武器はなんですか?】
・人間が好き
・衝動的、感情的
・頭の中に聞き上手な人が何人かいて、たくさん質問をしてくれる