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きらいなあのこ

藤原ハル

藤原ハル
きらいなあのこ

◆ネームからの修正点

1)「陽キャが嫌い」の理由をすぐに提示する
2)2人の個性や表情を強くわかりやすくする
3)2人の結びつきを強くする(同じ本好き仲間⇒本のこと教えて仲間へ)
4)キャラを配置して終わりではなく、主人公が一歩踏み出す結末に変更

鶴谷先生からご指摘いただいた箇所を中心に修正しました。「ベタでも説明を怠らない」の教えを大事にします。

また「嫌い」の感情って読まされる側には不快なものなので(その不快さが快感な作品もありますが)、描写をコメディ寄りに軽くしました。その分、主人公が幼いバタバタした印象になったかなと思います。

◆作画でがんばったところ

・絵的に退屈しないように心がけた
・ハッキリした目を描くの苦手だったけど照れずに大きく描いた(琴森さん)
・キャラの表情

 

きらいなあのこ

◆テーマについて

陽キャが嫌いです!

でも『陽キャが嫌い』というと、後ろめたさとか劣等感や罪悪感みたいな感情も同時にうっすら感じてしまいます。嫉妬……??とは思いたくないのですが。

考えていくと結局は自分が嫌いということなのかな、みたいな地点にたどり着きました。

また『嫌い』の感情は無知、無理解から来ることも往々にしてあるので『きらいなあのこ』の別の面を知り共通点を見つけるとあっさり裏返ったりするのではないかと。同じ本が好きって強い共感ポイントだと思います。

◆今回のネームで目指したこと

・感情または絵のどちらかが動くコマを盛り込みテンポよく飽きずに読んでもらうこと

・この後の2人が見たくなるような漫画