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古西「邂逅」を読んで


 いいマンガだと思いました。読んで満足しました。

 このマンガの魅力は、出てくるキャラがみんなかわいいところにあると思います。

 まず主人公はゴツくて怪しい外見ですが、内面として妖怪に「さん」付けだったりカッパを追いかける時に女の子走りだったりします。

 キャラデザとしても、例えば主人公は長髪にメッシュだったり、カッパは手足が短く丸っこい体型でカピバラのような毛が生えていたりしています。ディテールとして、これらのキャラがどんな雰囲気のキャラなのかをわからせてくれます。

 ストーリーとしては、「妖怪が大好きで探しているが、一度も会えたことがなく残念に思っていた主人公が、たまたま入った蕎麦屋で妖怪に出会い喜ぶ」という整理になるかと思います。

 上記のような説明の中ではこのマンガの魅力的な描写は必ずしも含まれてはいません。しかしこの話の中では、「かわいいという感情を与える」という方向性に沿ってキャラ達が描写されています。

 ここで描かれる主人公の内面にしろ、キャラ造形にしろ、全てがかわいいと思えるように描かれていて、それらによって、かわいいものを見て癒されたい欲が満たされ、このマンガに関心を持てるようになっているのだと思います。

 そして読者としては「妖怪に会ってみたい」という感情について、共感にしろ感情移入にしろポジティブなものとして受け取りほっこりすることができ、このマンガを読んでよかったと思うことが出来るのだと思いました。

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