
好きなマンガ紹介『へうげもの』第9巻
第8期・聴講生のまつもともやです!
山形県の離島・飛島(とびしま)から参加しています。
さて、私の好きなマンガは、山田芳裕『へうげもの』第9巻です。
『へうげもの』は、戦国時代に数寄に没頭した戦国武将・古田織部を主人公にした歴史マンガです。私は、歴史好きというわけではなく、むしろ疎い方なのですが、戦国時代の芸術や文化の変遷が(良い意味で)大袈裟なエンタメとして描かれているところに惹かれています。
第9巻は、古田織部の師匠である千利休が切腹する、前半のクライマックスともいえる場面が収録されています。切腹という最期の瞬間に喜怒哀楽と学びが凝縮されており、本作品で最も記憶に残る場面だと思います。
『へうげもの』は、史実と大胆な脚色の織り交ぜ方が秀逸で、それがエンタメ性を高めています。マンガ家は、ある事実を咀嚼し、キャラクターやストーリーとしてアウトプットできるので、本当に素晴らしいと思います。
そのことを強く感じた体験があります。ひらめき☆マンガ教室の講師である武富健治先生の『古代戦士ハニワット』では、私が暮らす飛島が「飛鳥島」として登場します。現地を知っているからこそ、マンガを読んだ際に「なぜこんなことを思いつくんだろう!」と衝撃を受けました。


私が、この春から起業して全国各地の風景を舞台にしたマンガをテーマにした事業を始めたのは、このような体験が強く影響しています。これから、マンガ家の皆様から様々なことを学ばせていただきたいです。よろしくお願い致します!