【放談】野球観戦【No.16】
ぼくは一般的な人よりは高い頻度で野球観戦に行く。
元々野球をやっていたことも影響しているけれど、それよりは明治神宮野球場へのアクセスしやすさに背中を押されている気がする。
さて。
野球観戦に行くのはいいのだが、野球観戦って何を楽しむものなのかいまいちはっきりしない。
そのはっきりしなさがいいんだと思う。
野外で天気の変化を感じながら人目を気にせずビールおあおるとうまい。
応援で大声を出すと気持ちがいい。
好きな選手を見ると興奮する。
――とかいろいろ。
いろんな楽しみを抱えたいろんな人たちが手前勝手に集まって、手前勝手に帰っていく。
ぼくは、明治神宮野球場から見える夕焼けに似たそんな寂しさが好きなのかもしれない。
今年はいろいろと思い入れのある選手が引退している。
諸行無常なり。
おわり