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【放談】2024年なとぅ。この時期になると野球マンガを読みたくなる話【No.12】


夏になり入道雲の浮かぶ空を見ると無性に野球マンガを読みたくなる。

どこまでも続くような青さの上に浮かぶ白い雲が、あだち充の描くあの一コマを思い起こさせるからだ。

 

野球が始まった途端に挟まれるなんの脈絡もない青空のカット。

それらによって演出される夏という記号の匿名性が、かえってキャラクターの固有性を浮き立たせる。

 

なにとでも置き換え可能な景色をしり目に、一人のキャラクターとして球場に立つ彼ら彼女らの特別さ(たいていこれらの匿名的な景色は各話の冒頭に挿入されるため、実際の読者の視線としても”しり目”になる)。

 

それは灼熱の夏から逃避し、クーラーの効いた部屋で甲子園を見ているときに感じる球児たちの特別さ(ヒーロー然とした姿)と何ら変わらない。

 

今年はオリンピックもあるし、昼は甲子園。夕方は『H2』、夜はオリンピックというぜいたくなスポーツデーを過ごしてみようかしら。

  

おわり

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