【講義感想】米代先生の講義&夏目先生の講義を受けて
みなさんおつかれ様です。
7期聴講生のオカピです。
最近、毎日信じられないくらい暑い日々が続いてますねー。急なスコールもありますし、不安定な天気だなと思います。自分の身の回りですが、体調を崩してる人も多い印象です。体をいたわりつつゆるゆると過ごしていけたらと思います。
大変遅くなってしまいましたが、米代先生の講義と夏目先生の講義の感想をそれぞれ以下に書きます。
米代先生の講義を受けて
米代先生の講義を受けて感じたことは、第一に「共感」でした。あまりにもお話になるテーマが自分のど世代な話ばかりなので、分かりみしかなかったです!
自分と米代先生、たぶん同世代なのでしょう。自分も学生時代、姉の影響で西尾維新さんが好きになりかなり読んでおりました。機会があればお話してみたいですね笑
創作論に関して言えば、「実感ある感情」という言葉が印象に残りました。
自分にとって心地よいものを描くだけでなく、そこにちゃんとキャラから見た意味と意図を理解して書いていかないと、そこで表現される感情にも文字通り「実感」が伴わなくなってしまうということなのだろうと理解しました。
これは「共感」にも繋がってくる部分だと思います。やはり、なんとなく理解するだけでは不十分で、そのときそのキャラがどうしてそんなことをしたのか、そのときの感情はどんなものだったのか、作者自身がちゃんと理解して表現することが大事なのでしょう。
また、企画の際の「違和感」のお話も面白かったです。
編集などに言われて加えた「異物」をどう受け入れ同じ企画内に成り立たせられるよう調整する。それが面白いものを作るために必要と聞いて、なるほどと思いましたし、編集としての自分の役割も再認識させられました。
いま、一緒に作品作りをしている作家さんに対して、適切な異物のちょい足しをしていこうと思います。
夏目先生の講義を受けて
夏目先生の講義を受けて、改めて書評の難しさを実感しました。自分の場合、作品に関係のない導入が長くなりすぎてしまって、なかなか本題に入れないという状態になっていることを再認識しました。
「必要なことだけを書く」という、読み手に配慮した書評作成を今後、心がけたいです。
ただ、講義を受けて一つ頭に浮かんだことがあります。
それは「書評は誰のためにあるのか」ということです。
私は、過去にマンガ新聞というマンガのレビューをする団体に所属して、メンバーの一人として様々なマンガの書評(レビュー)を書いていました。
その団体の理念としては、いま世の中に星の数ほどあるマンガの中で、埋もれてしまっている優れた作品にレビューを用いて光をあてることでした。
そのため、私は今なおレビューを書くときは、自分が見つけた素晴らしい作品が、その作品を読むべき他の誰かに見つけてもらえることを祈って書きます。そして、その作品の持つ魅力が世に羽ばたいていくことを応援したいのです。
つまり、自分にとってレビューは、作品や作者のためでなく、自分と同じように、作品を読んで心動かされる読者のためのものです。その人が出会うべき作品と出会い心動かされ、思考や言葉、そして行動までもが今よりも良い方向へと導かれていく。人と作品との出会いは、それくらい大きな力を秘めていると信じているからです。
自分の拙い文章力には顔を覆いたくなるばかりですが、これからも私は自分の思いを信じて、作品のレビューを書いていきたいと思います。