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ゲンロン ひらめき☆マンガ教室 第6期 課題4 感情 「好きだと感じたその瞬間」完成稿感想


こんにちは。あおたかです。

今回は課題4「好きだと感じたその瞬間」の完成稿の感想を書きました。

今回の課題

うまみポイントが作品ごとにいろいろなので読んでいて楽しい課題でした。

「マンガは最後までページをめくってもらうことが重要」というのはひらめき☆マンガ教室でも繰り返し言われている重要ポイントです。今回の課題はそのめくってもらう=読んでもらうことためことを意識する課題になっているなと思いました。

以下、課題4の完成稿の感想です。全部で18作品あります。

形井中へい サッカー部員志田ちゃんの自由なふるまい

サッカー大好きな天然女子志田莉緒の日常を描いた話。彼女の天然さゆえに起こす行動に周りの人間が反応しナレーターがツッコミを入れていく。

人物の表情や背景などペン入れが丁寧にされていてとても読みやすかった。4ページ以降、ページをめくるたびに話が展開するテンポ感が面白かった。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/36/Immediately/

■作者

形井中へい

大須賀健 おかしいとは思わねぇか?

成人向けコンテンツのため、18歳未満の方の閲覧は禁止。

星型顔の男と恋人の女のラブホでの会話劇。男のおかしいと思っていること(ボケ)に女が少しきつめのツッコミを入れていく。

ネームから内容は変わってないが絵が変わったことで読んだ雰囲気はかなり異なる。ネームだと等身が低く可愛げがあるギャグの雰囲気だったが、完成稿の方は等身が上がり肉感もあって青年向けの感じ。主人公キャラのシュールな表情が面白かった。男性器がクリスマスツリーとプレゼントの袋みたいになってるのもなんか面白い。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/31/Immediately/

■作者

大須賀健

ぼんち。 恋に落ちても。

イケメンだが無職のおじさん佐伯陽介が久しぶりに受けた就職面接で元嫁と出会い、二人の関係をもう一度やり直したいと告げる話。

主人公が冴えないおじさんからイケメンになったことで元嫁が惚れたことに理由がつき話に入りやすくなった。ほどよく残念なヒモ男らしさがいいキャラ感。

話にオチはついているが二人の関係や仕事が見つかるかなど、おじさんの今後の未来は気になるところ。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/41/Immediately/

■作者

ぼんち。

藍銅 ツバメ(らんどうつばめ)なんとなくネクロマンサー

倫理観がちょっと変わったネクロマンサーの久保が死んだ高校の同級生田中を生き返らせる話。作者曰く死者蘇生BL。

二人のゆるい信頼関係が伝わってくる会話の軽妙さが読んでいて面白かった。途中で入るモノローグも死者をよみがえらせるダークな設定を思い出させるようになっていて効果的。

久保は田中を生き返らせるために右腕を犠牲にしていて作中では右手に継ぎ目が見えるようになっているが、最後のコマでは普通の手になっていた点は気になった。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/36/Immediately/

■作者

藍銅ツバメ(らんどうつばめ)

山岡兄弟 約束を守る

冒険に興味はないが古代のブレスレットに選ばれたリサ、弱気だが物知りキャラのメガネ、考古学博士ポジションのオジイの3人が洞窟でモンスターと戦う話。

ネーム段階からAIにマンガを描かせると絵で差異を出すのが難しく、コマ割りやフキダシの修正がメインになるのかなと思った。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/43/Immediately/

■作者

山岡兄弟

あい乙いなびこ 公園であの子と (原作:邸和歌 作画:あい乙いなびこ )

自分に自信が持てず友達ができない主人公が昔助けた女の子のアリスと再会し友達になる話。アリスには主人公と同級生のヤンキー兄貴がいて、アリスを通じて主人公とヤンキーも仲良くなる。

7ページや11ページの目のコマが絵としても演出としてもよくて印象に残った。

今季の課題作品の中ではおそらく初めて原作ということで、原作のやしきさんが書いた企画メモ(https://hirameki.genron.co.jp/blog/2023/07/08/6280/)も面白かった

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/51/Immediately/

■作者

あい乙いなびこ

明青りんご(あおりんご) 夫のひとこと

怠惰な主人公が一日をなんとなく過ごしたことに落ち込んでいたところを天然で優しい夫に励まされる話。

前回の完成稿からペン入れの完成度が格段に上がっていてスゴイ。主人公の表情とそれにあった演出がされていてマンガらしくなっている。

1日をだらだら過ごして落ち込んでいるところを優しさに救われるところがポイントになっているので、主人公の日常のエピソードにあるある感を持たせられると主人公に共感し、より楽しめるようになると思った。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/55/Immediately/

■作者

明青りんご(あおりんご)

桐山 境界

怪談好きの主人公がたまたま聞いた怪談を実際に体験する話。

前ページまでのセリフの多さとめくったときの絵の演出で怖さを感じられた。自分が怖がりな性格だからか読んでてビックリした。

短いながらもしっかり完成させているところが前の課題の経験が活かされていてよかった。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/36/Immediately/

■作者

桐山

ねりけし げきあつ!K-POP

猫キャラの主人公がStray Kidsのフィリックスを好きになるエッセイマンガ。

絵が入って線がきれいになった結果ネームからは見やすくなっていてよかった。タイトルのデザインや作者名が韓国語になっていたりと細かい部分が凝っている。

情報量が多いわりに間がないままどんどん進んでいくので読んでいて少し疲れるかもしれない。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/36/Immediately/

■作者

ねりけし

くまのぶ おぼんやすみ

良吉(主人公)がのんびりした父と一緒に自転車で実家に帰省する話。暑い中自転車に乗らされて嫌がる良吉だったが父の見せたかった景色を見てまた自転車で出かけてみたいと思うようになる。

夏の暑さに疲れているシーンや汗を流しているところから良吉が暑い中で書けるところを嫌がっている感じが伝わってきた。後半のいい景色で考えを変えるひっくり返しにも効いている。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/37/Immediately/

■作者

くまのぶ

深田えいひれ 極限状態

主人公の女の子が筋トレする漫画。女の子がめっちゃムキムキ。

ラスト1回のつらさを気合で乗り越えるところの描写と終わった後のギャップが読んでいて気持ちいい。主人公が最後のページで見せる落ち着いた表情と清々しい表情のどちらもかわいくてよかった。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/33/Immediately/

■作者

深田えいひれ

阿山カンフー ツチノコイヌ

大学教授の土野鯉太郎は森にあった大きな卵を観察していた。卵を襲うウリボーをロボットを使って撃退していると、卵から謎の生物ツチノコイヌが誕生する話。

登場キャラがみんなかわいい。特に動物がいいと思う。

ツチノコイヌが誕生してから起き上がるところのシーンが追加されている。ツチノコイヌの行動のかわいさと土野のリアクションが連動していて面白かった。

今回の課題で初めての完成稿が見れてよかった。今後も楽しみ。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/45/Immediately/

■作者

阿山カンフー

きぬばり 好きは突然に。

恋愛に興味のなかった主人公がBL好きの転校生小猪丸ダスティーに恋する話。主人公は英語がわからずいったんは諦めるが授業中に描いていた絵がきっかけでダスティーが主人公に興味を持つ。

ダスティーのBL好きがきっかけで主人公に興味を持つオチになったことで、キャラクターによって話が展開するようになっていて面白かった。「このキャラだからこの話になる」ということが感じられる点が面白さにつながっているのだと思う。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/55/Immediately/

■作者

きぬばり

ひむか 体温の形

絵がうまくない美術部員の女の子芦田と容姿端麗で絵もうまい部長との百合マンガ。

先輩の裸の感じがエロいというより美しく描かれていて絵の力を感じた。官能的になりすぎていないところが話の雰囲気にマッチしている。

芦田が部長を書くシーンの追加も勢いがあって物語のクライマックスの盛り上がりにうまくはまっている。読んでいて楽しかった。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/36/Immediately/

■作者

ひむか

藤原 ハル 1/720の初恋

キノコは好きだが女の子興味ない小学生の森がかわいいがきつい性格を隠している転校生の吉田絵莉に惚れる話。

話を知ってから読むと、かわいいはずの吉田の表情が小悪魔的に見えた。キャラの設定(表ではかわいいけど裏はきつい)とデザイン(見た目)が一致しているように感じた。
森が告白しようとするところで話が終わるので続きが気になる。二人の性格を考えると吉田と森がどうやってくっつくのか(あるいはうまくいかないのか)は興味ある。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/36/Immediately/

■作者

藤原ハル

ヤギワタル ファクトチェックするトラベル

ネット上の写真のファクトチェックをする仕事を受けた近藤が現地で観光を楽しむ話。観光するのが仕事とかやってみたい。

いつもより細い線の感じが今回のほのぼのした話にはあっているように感じた。

旅の中で出会う現地の生活感や食事にあまり特徴を感じなかった(あえて場所が特定できない風にしているのかもしれないが)のでその土地にあったものになっているとより楽しめるかなと思った。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/60/Immediately/

■作者

ヤギワタル

東京ニトロ グランド・ツアー

主人公が鉄道事故で死んでしまった鉄道オタクの先輩との旅の思い出を振り返る話。短くてもいい旅だったと振り返るシーンは感動的。

夜に走る電車とビル街の絵がかっこいい。光の線が走っている感じも独特で味がある。

先輩はとてもキャラが立っていて魅力的に描かれている一方、主人公については先輩との関係性以外の情報があまりなく若干キャラが薄い印象。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/55/Immediately/

■作者

東京ニトロ

中山 墾 推しとメシで生きています。

推しと結婚できずに落ち込む主人公が「いわし料理の店 味楽」(https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131604/13028770/)で料理を食べて元気になるグルメマンガ。

1時間でクライマックスシーンの演出を完成させているらしい。限られた時間でできることをやっているのはいいと思う。

ネームの時点からある程度キャラの表情は描かれていて面白く読めただけに全ページしっかり完成した作品が見たかった感はある。スケジュール管理の難しさは直近の自分の課題でもあるので頑張らなあかんという気持ちになった。

■マンガ

https://hirameki.genron.co.jp/issues/task2023/task4/55/Immediately/

■作者

中山墾

感想は以上です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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