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私の好きなマンガ『ブッタとシッタカブッタ3: なぁんでもないよ』


はじめましての方は、はじめまして!
ご無沙汰の方は、おひさしぶりです!

 

ひらめき☆マンガ教室(以下、ひら☆マン)第9期、聴講コース生のセミオです。

私は2022年に、ひら☆マン5期の聴講生を卒業しています。

 

じつに4年ぶりに、また、生きていくうえで困っていること、疑問に思っていること、どう捉えたらいいかわからないことがモリモリ溜まってきまして、それらに道筋をつけるべく! 再度、教室に戻ってきました。

 

ひらめき☆マンガ+(以下、ひら☆マン+)の熱心な読者の皆様をはじめ、講師、運営スタッフ、受講生の皆さん。

一年間どうぞ、よろしくお願いいたします〜!

 

私にとってマンガは、ハードルが高い

この投稿は、運営スタッフの方から「ひら☆マン+の使い方に慣れるため、好きなマンガと、そのマンガが好きな理由を書いてください」という宿題をいただき、書いています。

 

その本題の、マンガの感想に入る前に、もう少しだけ自己紹介をさせてください。

 

私は、いわゆる連載マンガや単行本を、あまりたくさん読んでいません。(胸を張って言えることではないですが、、)

 

私は今年30歳になります。

地方都市の中心部から少し離れた、山麓の住宅地で育ちました。

小さいころの自分のとりまく環境、つまり家とか、つるんでいた友人たちの間とかには、マンガがほとんどありませんでした。

 

大人になった今も、マンガを読むことには、たとえ一話無料のものやタテ読みマンガであっても、「えいや」の気合いがいります。展示を見に行ったり、知らない個人店に入るときと同じような、すこしの勇気。

 

では、そんな自分が、この時代に、「好きです」って言えるマンガってなんだろう?

くるくる考えたときに思い出したのが、小泉𠮷宏『ブッタとシッタカブッタ』でした。

 

と、言って、ご存じの方、いらっしゃいますか……?

 

あらすじを超ざっくり。

シッタカブッタというブタの主人公が、生きていくなかでさまざまに困る。その悩みを、ブッダという名前のブタに相談しながら、自分なりの気づきを得ていく話。

こんな調子でお話が進んでいく

著者の小泉さんは、美大を出たあと、コピーライターのご経歴を持つ方です。

 

自分が好き、ともいえるし、今の自分のマンガの読み方の土台になっているマンガのひとつだな、とも思う。

だから、この本を選びました。

 

実家にあった本

『ブッタとシッタカブッタ』は、自分からすすんで手に取ったマンガではありませんでした。

実家で唯一、本棚のように使われていた親のベッドのヘッドボードに、たとえば細木数子の本やJ:COMマガジンなどと一緒に置いてありました。

 

小さい頃の私は、シッタカブッタに自分を重ねて読んでいました。

同じクラスのあのひとはカイカブッタに似ているなあ、とか、自分もシッタカブッタみたいな悩みをよく持つなあ、とか。そういう読み方をしていた。

 

「自分の現実の延長線上にあるお話」として、このマンガを読んでいたのだと思います。

 

意図的に、雑多な形式が混ざっているところが、好き

今回、この感想を書くにあたって読み返してみて、やっぱりこの本が自分の原点だし、好きだな、と思いました。

 

この本は四コママンガが基本です。

が、それだけでなく、一文だけのページや図式が描かれたページ、文章とイラストだけのページがあったりします。見開きで、どーんと絵が入ることもあります。

バリバリ図とかも出てくる

 

形式はマンガですが、私を含むたぶんみなさんは、どちらかといえば自己啓発書に近いと感じると思います。

それでも、いくつかの形式を行き来しながら、読者を立ち止まらせたり、考えさせたりする。

そのために、雑多な形式になっているところが、まずは好きです。

 

ほかにも……

 

わかりやすく書いてあること。そして、読者に届けようとする工夫が伝わってくること。

水彩画のような絵柄に、『コボちゃん』のようなゆるい手描きのセリフや描き文字が重なります。

難しい話だけど、小学生だった私にも何かを思わせるものになっているなと今読み返しても思います。

 

言葉ひとつひとつが説得的に書いてあること。

一文一文は、かなり断定的です。

「自分で自分をいじめてどうすんのさ?」

「答えを出すことで見逃してしまうことがいっぱいある」

ビシッ、バシッと言い切ってくる。

 

けれど、全部を通して読むと、その断定は乱暴な結論ではなく、全体を通してひとつのロジックを通すためのひとつの要素だったんだなと気づきます。

ここには、著者のコピーライターとしての力も感じます。

 

あとは、自分の中でうまく言葉になっていなかった感覚が表現されること。

たとえばこの巻には、自分が感じている感情(「心」)と、自分自身を同じものとして扱わなくてもよい、という話が出てきます。

それを小学生の時に読んだとき、「なるほど。それをごっちゃにしているから、いま苦しいのか!」と、腑に落ちる感覚がありました。

 

「このお話は、あなたの生活や悩み、いま考えていることと関係がありますよ!」

そんなフックが用意されていて、それに乗っかって読んでいく。すると、いつの間にか、全然知らない、考えたこともない世界にたどり着いている。

そういう体験が、自分にとって快感です。

 

自分の生活に絡んでくる物語

以上、このマンガが好きな理由を、いくつか列挙してみました!

 

今回、感想を書くためにたぶん実に10年ぶりに読み返してみて思ったのですが、昔の自分なら、このマンガにきっと「救われてしまってた」と思います。

本の中に書かれた言葉を、そのまま自分の答えにしてしまってた。

 

ひら☆マン5期・6期での活動を通して、自分は、マンガを読み、マンガに関わり続けるために必要な、マンガとのほどよい「距離感」を得ることができたと思っています。

作品に出てくる言葉をそのまま自分の答えにするのではなく、自分がどこに引っかかり、何に反応したのかを確かめながら読むための距離感です。

 

そして今期は、そこからもう一歩進んだ、また別の目標を持って参加します。

それはまた今度書きます!

 

おわりに

最後まで読んでいただいてありがとうございます!

お初の投稿ということで、自己紹介も兼ねてマンガの感想を書いてみたのですが、いかがだったでしょうか……?

自分がどんなことを求めて、どんなところをいいと思ってマンガを読んでいるかのご説明になっていたら幸いです!

 

改めまして、一年間よろしくお願いします〜!

シンプルにかわいい
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