
好きなマンガ『ハクメイとミコチ』1巻
こんにちは。聴講生の長谷川右岸です。8期では制作生としてひらマンにお世話になっておりました。さて、8期でもございました、投稿練習も兼ねた好きなマンガ紹介記事、迷いましたが今年は『ハクメイとミコチ』1巻を紹介しようと思います。
樫木祐人先生がKADOKAWAの『ハルタ』で連載しているこちらのマンガ。最初の発表が2012年ですのでもう14年近く連載している『ハルタ』でも古株のマンガです。
内容は、タイトルにもなっているハクメイとミコチという二人の小人が、森の中の小人と動物たちが暮らす街でルームシェアをしており、その日常を描いた、ほっこりファンタジーマンガです。
主人公二人をはじめとした個性的なキャラクターや、美しい背景描写など、好きなポイントはたくさんあるのですが、今回はこの作品の中で描かれる「歴史感」について触れようと思います。
『ハクメイとミコチ』は世界観が作り込まれているハードファンタジーなのですが、その中でも主人公たちが、過去から続く文化や歴史の中に暮らしていることを感じさせる描写が随所にあります。私はこの作品の、そういう意味での歴史「感」がとても好きなのです。
たとえば、主人公たちがアラビという港町に買い物に行く回では、積み木のようにたくさんの建物を重ねた「積み木市場」なる場所が登場します。その回の中で、積み木市場がまだ低層だった頃の中央広場で昼食をとるというシーンがあります。
活気あふれる商売人たちの声が絶え間なく響く、積み木市場の中央部の喧騒を離れたところに、かつて市場の中心であった広場がその役目を終えて、木漏れ日の差す静かな公園として残されている…
なんとも素敵じゃないですか。私は街歩きなども好きなので、こういうシーンについつい惹かれてしまいます。
目の前にあるもの、ひろがる街並み、毎年やってくる街の恒例行事、そういったものの後ろにふと見える、過去の人々との繋がり。『ハクメイとミコチ』ではそういった瞬間がとても魅力的に描かれています。
『ハクメイとミコチ』は現在既刊14巻。毎年1冊、1月14日か15日に発売されています。年が明け、正月休みが終わるあたりで「おっ、今年もそろそろハクミコの時期だな」となるのが、私のここ10年ほどの恒例行事です。皆さんも是非『ハクメイとミコチ』を読んで、一月のGoogleカレンダーに楽しみな予定をひとつ増やしてみませんか?
以上、私の好きなマンガ『ハクメイとミコチ』の紹介でした。受講生の方々と今期のひらマンで(というか第一回講義、明日やん)お会いできるのを楽しみにしております。それでは。
