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ひらマンのコトバ#6:「セリフも表情も、なるべく記号的にならないように意識する。1ミリ削ったりするだけで色っぽくなったり、不穏になったりすると思うんですよね。」(鈴木マサカズ先生)


9月20日の鈴木マサカズ先生(聞き手 武富健治先生)の授業を現地受講しました!

 

今期ここまでの授業は例年登壇される先生方の授業が多かったので、あまりマンガ家としてのデビュー時や下積み時代の話にならなかったところがありましたが、鈴木マサカズ先生はひらめき☆マンガ教室では初登壇だったこともあり、マンガ家を志した頃や、デビュー後の雑誌移籍や作風の試行錯誤についての話をたっぷり聞けました。鈴木先生が「尖っていた」というデビュー当時2000年代ごろの漫画業界(とくにサブカル方面)の雰囲気は僕も読者として触れていたこともあり、しかも鈴木先生の話がめちゃめちゃ面白いのもあり、非常に楽しい講義でした。

 

コトバとして選んだのは、講義内の質疑応答のなかで、あり駒太さんの「ストライクよりドキドキすること」の描線の妙な色っぽさに言及するなかでの鈴木先生の発言。ネームや下書きのときにはいい感じだったコマやキャラの感じが、ペン入れしたらなぜか下書きのときのよさが薄れてしまうようなことはよくあることだと思いますが、仕上げをきちんとしすぎることでマンガが記号的になること、ありきたりになることに注意すべきで、あえていびつさを残したり、仕上がったところから削ったりすることで、マンガの絵の生々しさを追求するといいというお話でした。

 

マンガの絵は上手ければいいというわけではなく、そこまで絵画的にうまいわけじゃないけどキャラの魅力を伝えている絵というのがある、あり駒太さんのマンガは自分が好きだったころのヤンマガの感じがあっていい、という話をされる鈴木先生からは、マンガならでは絵の表現へのこだわりが感じられました。

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