【ゲーム】『メタファー:リファンタジオ』【No.1】
ペルソナとか女神転生とかで有名なアトラスの新作ゲーム。
終盤のストーリー展開とか異性とのコープイベントのオチは正直どうかと思うけど、アトラスに求めているのはそういう部分じゃないからな、とも思う。良くも悪くもアトラスっぽい部分だよね。とはいえ、幻想(フィクション、理想、ゲーム、マンガ諸々を含む)があるからこそ人は強く生きられるんだという軸がブレないままだったので、とても良かった。
ストロールイベで出てくる「理想を掲げた者の背後を、希望はついて回る」の言葉は素直にカッコ良かった。
セーブ周りにはそこそこ不満がある(セーブにかかる時間が長いとか、手動セーブとオートセーブが連動している意味の分からなさとか、猫使う時に記録するコマンドが一番上にあることとか。連打でセーブしたくないのよこっちは。)けど、相変わらずUIの作り込みは素晴らしい。色もデザインも、これだけ要素が多いのにプレイしていてほとんどノイズにならないのは流石だ。
テキストウインドウ脇のキャラクターアニメーション”は”とても良くできていたし、キャラクターCGのクオリティも高い。時折背景テクスチャが輪郭抽出みたいになっていたのはロードの関係なのか意図的な演出なのかが少し気になっている。
音楽まわりは可もなく不可もなく、というかあまり印象に残っていないというのが正直なところ。
アーキタイプ(これまででいうところのペルソナ)の扱いは既存タイトルの設定よりメタファーの方が好みだった。個人的にスタンド的存在とは永遠に分かり合える気がしないのもあって、しゅごキャラ!形式の今回の方が分かりやすいのである。
無駄に長いダンジョンも少なかったし総合的にはとても満足な体験だった。
あ、結局トーキョーの街を歩けなかったのはすごく残念。
次は何をやろうかなぁ。
おわり